ブルターニュの島のグルメ その3 [フランスの郷土料理]
シリーズの三回目は、北へと移動してバ島(イル・ドゥ・バ)(île de Batz)にあるクレプリーLa Cassonadeを訪ねます。(下記地図の緑印)
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2012年7月4日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら)
バ島へは港町ロスコフからフェリーで向かいます。
このロスコフ、以前の記事「ローカル線の小さな旅シリーズ」で登場したことがあります(以前の記事は→こちら)。
モルレーから一両編成の列車に乗り、アーティチョーク畑の中を海に向かって走ること30分。港町ロスコフに到着、という旅でした。
今回は、このロスコフからフェリーに乗り換えバ島に向かいます。所要時間は15分ほど。
前の2つの島に比べるとやや洗練された感じがします。砂のビーチもあるようです。
「この辺りは良いところですよ。一週間に2回はジョギングしたり散歩したりしてます。不満を感じたことなんて一度もありませんよ」と話すのが、シェフのジャッキーさん。
島の中央部には畑が広がっています。
15軒ほどの農家が野菜を栽培しています。ほとんどが有機栽培。
ジャガイモの生産が一番多いそうです。
収穫したジャガイモは1時間〜1時間半かけてオーブンで焼きます。
そば粉はこの島では作られていませんが、そば粉のクレープと言えばブルターニュ地方の郷土料理。
まずは生地を作ります。なめらかになったところで、生地を空気によく触れさせたら、24時間寝かせます。
焼くと時は、熱くなった鉄板に少量の水を振り生地を伸ばします。
焼けるとひとりでにはがれて来るそうです。
ブルターニュ地方でガレットと呼ばれているそば粉のクレープなら、海の幸でも山の幸でもなんにでも合います。
そして、パリパリっとしているのが美味しいそうです。
1時間半かけて焼かれたジャガイモは、この地方で作られたアンドゥイユの付け合わせで出てきました。
白いソースで食べるジャガイモが美味しそうです。
デザートは、黒砂糖のガレット、バナナとチョコレートアイスとホイップクリームのクレープ、リンゴのクレープ。
リンゴのクレープには塩バターの混じったカラメルソースがたっぷりかかっているそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、子供たちが私の作ったクレープを残したので叱った。『お残しはダメよ!』と言うと、子供たちは泣きながら全部食べると自分の部屋へと戻って行った。翌日になって気がついた。私はどうも塩と砂糖を間違えてしまったらしい……」
VDM (Vie de merde)より
carotte さん、おはようございます。
ブルターニュ、やはりガレットとクレープですね。そば粉のガレット、しばらく食べていないので食べたくなりました。ところで、TF1 のブルターニュの島のグルメ取材班は、5島を連続して取材したのでしょうか?2泊3日くらいで5島を巡ったんでしょうか?
by wattana (2012-07-09 03:40)
wattanaさん、おはようございます。
TF1にはたくさんの地方支部があるようなので、これも恐らくこの番組もその地方のスタッフの手によるものと思います。番組の撮影には一日一島でしょうかね?
by carotte (2012-07-09 09:00)
広大な土地の向こうにある海はやはり北の海の感じがしました。砂浜がありましたね。…ガレットは原宿と神楽坂に専門店がありますが、皆好きなのか女性客でいつも込んでいますね。焼いて丸くはがれてくるくらい薄く延ばすのがコツなんでしょうね。
by yuzuhane (2012-07-09 23:02)
yuzuhaneさん
地中海と違って荒々しい海という感じがしますね。
あの神楽坂のお店はだいぶ人気ですね。お店が出来たばかりの頃に一度行って、それっきりになってしまいましたが、あちこち支店もできて繁盛してるみたいで驚きました。
やはり薄〜く焼くのがクレープですねえ。生地作りはそれなりに技術が要りそうです。
by carotte (2012-07-10 19:44)
番組の中のそば粉のクレープは、パリパリで見ているだけで食欲をそそりました。その一方でフランス人のつぶやき、一体どんな味だったのやら・・・(汗)
by opas10 (2012-07-15 17:37)
opas10さん
湯気の中でクレープがぱりっと焼けるあの映像。さすがプロのキャメラマンという感じの撮影でした。つぶやきのクレープは甘辛の微妙な味???食べられなくはないけど、しんどいみたいな.....。
by carotte (2012-07-16 09:11)