通学カバンは重し [トピックニュース]
フランスは、ほとんどの学校で9月4日の火曜日に新年度がはじまりました。
新入学の子もいれば、一つ上の学年に上がる子もいます。
しかし、共通しているのは、通学カバンの重たいこと。
実際、どれくらい重たいのでしょう?
フランス北西部カルヴァドス県の町イジニ=シュル=メール(Isigny-sur-Mer)のあるお宅を訪ねました。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2012年9月5日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら)
このお宅には新学年を迎える3人の子供がいます。
一番上のメリッサちゃんはコレージュ(日本なら中学校)、二番目のキリヤ君は小学校、末っ子のマエリスちゃんは幼稚園。
毎年、この時期になると気を使うのが学校に持っていく教科書や文房具のこと。
「通学カバンはとても重いです。肩を痛めないように気をつけています」とメリッサちゃん。
「親が見てもこのカバンは重いと思います。単純に一つのファイルにまとまって軽くなるならいいなと思いますねえ」とお母さん。
メリッサちゃんの通学かばんはデイパック。
必要なものを全部つめると、その重量は、なんと7キロにもなります。
健康上の観点から、通学かばんの重さは、原則として、子供の体重の10%を超えてはならないそうです。
となると、メリッサちゃんの体重は……少なくとも70キロなくてはならないことになります!
「通学かばんの重さは大きな問題ですが、筋肉づくりや、猫背にならないように良い姿勢を保つことも重要です」とお医者さま。
キリヤ君は、日本風に言えば小学校3年生。
新年度から少し大きなデイパックになったそうですが、それでも十分ではないとか。
「重くなるのは分かってはいても、できるだけ詰め込んでしまいたいんですよ」とお父さん。
キリヤ君の通学かばんの重さは、2.6キロ。お姉ちゃんのよりは軽くなりますが、それなりの重量です。
最後は末っ子のマエリスちゃん、3歳。
9月から初めて幼稚園に通います。
キレイなお姫様の絵が4つもついたピンクのリュックには、お気に入りのおもちゃ一つ(パペット?)と着替え一式を詰めて、計りにのせると……600グラムでした。
通学の荷物を軽くするには良いものがあるではありませんか。
そう、タブレット。
ベルギーでは2つの学校がiPadを必要教材の中にくわえたそうです。
しかし、タブレットを教育現場に持ち込むことについて専門家は否定的な見方を示しており、親によっては反対の立場を取っている人もいるとか。
そんな中での決断だったようです。
結果として、10人ほどの保護者が教育省を相手に訴えを起こしたそうです。
タブレットですべてが丸く収まるというわけでもなさそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、カリーヌが、学校が始まるというのに通学カバンの準備をするのを嫌がり、リセなんて何の意味もないと言いながら、自分の部屋に閉じこもってしまった。カリーヌは誰かって?45歳になる僕のママ。学校の先生をしてるんだ」
VDM (Vie de merde)より
上の学校に進むほど、教科書って重くなるんですよね。高校生の時などは、地学とか生物とか保健とか、自分が毎日勉強しない教科書は学校のロッカーに入れたまんまにしてました(笑)。大学生になると教科書が重すぎて、学校に行くのがイヤになっちゃって(爆)
by opas10 (2012-09-09 13:51)
opas10さん
日本のランドセルもかなり重いですね。他にも体操着だのなんだのって持ってくものがありました。中高になるとランドセルは卒業で、片手に重いカバンをもって通学してたのを思いました。地学、生物ってなつかしいです ^^ そんなの勉強しましたっけね。ほとんど忘れてしまいました ><。
by carotte (2012-09-10 10:05)