ジェール県グルメ旅 その1 [フランスのグルメ]
フォワグラ、鴨肉、アルマニャックなど、グルメを味わうにはもってこいのジェール県(又はジェルス県)。
今日から5回に渡って地元の食材にこだわるシェフの料理を紹介します。
第一回目の今日は、県庁所在地オーシュ(Auch)にあるレストランLa Table d'Oste(下記地図の青印)のシェフを訪ねます。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2012年11月5日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら)
「ここはいいところですよ。都会のど真ん中にいながら、大きな村にいるようで落ち着きます。車で3〜4キロ遠出するとそこはもう田舎ですからねえ」とシェフのパトリックさん。
車で向かった先には農場がありました。カナール(カモ又はアヒル)を飼育しています。
「ヒナの頃はまだひ弱ですからよく面倒をみてやらなきゃならないんです。特に、品質のいいカナールに育てなくてはいけませんからね」と農場の方。
ここで育てられたカナールのフォワグラの登場です。
赤い粉のようなものは、近くで穫れるあのAOC付きの唐辛子???辛味より香りが強いとか。
一皿で様々な組み合わせのフォワグラが食べられるようです。
「半分だけ火が通ったフォワグラがパン・デピスの上にのせてあります。そりゃもう美味しいですよ」とマダム。
「もちろんフォワグラが好きじゃないとダメでしょうけど、適度の量なので抵抗はありません。クレームブリュレとの組み合わせが良いですよ。甘みとカリカリっとした感じがなんとも言えません」と女性。
シェフが作って見せてくれるのはお店の名物料理 “ジェール県のハンバーガー”。
ハンバーガーと言っても、パンの代わりにカモのヒレ肉、ハンバーグの代わりにフォワグラが使われています。
カモのヒレ肉は両面を焼き、中がピンク色になるくらいに火が通ったところで2つにスライスします。
ここに両面をさっと焼いたフォワグラを挟みます。
ソースはケチャップではなく、カモの焼き汁とキノコで作ったソース。
「ファストフード店なんて及びも付かない料理ですよ」と男性。
大鍋で登場したのはカナールのポ=ト=フ。
「舌が踊り出しそう〜。ほんとに美味しいわあ」とマダム。
デザートも美味しそうです。
ヴォリュームたっぷりの食事の後は、この地方のブランデー、アルマニャックで一息。
その後フルーツをいただけばさっぱりできます。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、彼と二人でビーチで寝そべりビールを飲んでいると、3羽のアヒルが2回も襲って来た。幸い、頼りになる彼が、アヒル語を使って追っ払ってくれた」
VDM (Vie de merde)より
carotte さん、おはようございます。
フォアグラづくし、日本で食べたら高そうですね。
「ジェール県のハンバーガー」、La Table d'Osteのホームページに載っていますが、価格が載っていませんでした。いくらなんでしょうね。
by wattana (2012-11-10 07:43)
wattanaさん
フランスならではの食べ方ですね。お値段もそれなりなんじゃないでしょうか?フォワグラとカモのヒレ肉の組み合わせは前にもどこかで登場しましたが、ハンバーガーというネーミングはちょっとしたアイデアですね。
by carotte (2012-11-10 09:40)
今回はヨダレものでしたね~、キャスター氏まで最後に思わず笑っちゃってましたから。あの「ジェールバーガー」、一度は味わってみたいものです!
by opas10 (2012-11-11 12:38)
opas10さん
こういうグルメの番組を見ると全員ふぬけになりますねえ〜 ^^;
ジェールバーガーはすごいボリュームでした。たぶん日本人だったら一皿を二人で食べてますね。
by carotte (2012-11-11 22:28)