雪山の小さな村 その2 [ローヌ=アルプ地方]
フランスは、同性婚についての議論やマリへの軍事介入などで騒がしくなってきました。
しかし、そんな騒ぎからはちょっと遠いのが雪山の小さな村。
のんびりとシリーズを続けましょう。
2つ目の村はドローム県のヴェスク(Vesc)です。(下記地図の赤印)
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年1月8日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら)
中世の趣を残すこの村には、かつて1,000人あまりが住んでいましたが、今では300人ほどに減ってしまいました。
エルヴェさんはチーズの生産者です。
ご本人で6代目だそうですから、ずいぶん昔からチーズを作っていらっしゃるようです。
山羊の数は140頭。生き物が相手だと忍耐強くなくてはいけないそうです。
丹念に作られたチーズPicodonの熟成期間は最低でも14日間。AOC付きチーズです。
ローマ時代の遺跡も残る村の佇まいは中世そのもの。
ヴェスク保存会の女性が案内してくれたのは、ヴェスク独特のファサードを持つ家。
「この家並みは素晴らしいです。村の宝ですよ」と女性。
ルイさんは75才。村の歴史をずっと見続けてきました。
そして、詩人でもあるそうです。
古い宿屋を改築してできたのが村のレストランChez mon Jules。
オーナーのジュールさんとアレクサンドラさん夫婦がパリからここにやってきたのが2年前のこと。
「この古い建物に魅かれたんです。毎朝、素晴らしい眺めを楽しむことができますよ」とアレクサンドラさん。
夜になると村人たちがバーに集まります。村が経営するバーです。
皆さん、お酒を飲んでおしゃべりして楽しそうです。
一方、レストランでは寸劇が行われていました。
アレクサンドラさん、実はパリでは演劇をやっていたそうです。
それを活かして、一週間に一回、村人に演劇を教えているそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、劇をやった。僕の役はリス。台詞はたった一言。『ドングリはありませんか?』」
VDM (Vie de merde)より
前ページにしても、こちらの村にしても煮込み料理が似合う風景ですね。
好物、山羊のチーズ。う〜ん。またスイッチが入りそうな美味しそうなものが並んでいました><;
昨日の東京の雪は驚きでしたね。流石にトラクター様の乗り物ならスイスイなのでしょうけど(笑)
by orange (2013-01-15 11:12)
山をいただく小さな集落、古い建物が並ぶ道いい雰囲気ですね。ヤギはしっぽや頭、などところどころ黒くて白い山羊よりなんだかかわいらしかったです。140頭もいたらお世話が大変ですね。こんな素敵な場所ならパリから移ってきたくなるのもわかります。・・パリもおとといすごい雪だったそうですが、東京も昨日は雪で大変でしたね。
by yuzuhane (2013-01-15 23:13)
orangeさん
冬ですからねえ、やっぱり煮込み料理です。あの山羊のチーズは美味しそうでした。味見している映像を見ながら思わず唾を飲み込んでしまいました ^^
東京の雪はすごかったです。ものの30分くらいで外の世界が真っ白に変わってしまいました。翌日も雪が残っていて、ちょっと大変でした。
by carotte (2013-01-16 00:58)
yuzuhaneさん
山羊は牛と違ってちょろちょろ動き回ってました。その山羊が140頭ですからせわしないですね。本当にお世話が大変です。
どうも寒気が南下してくるのがパリと日本は同じ時期になってるみたいですね。昨日の雪はすごかったです。集中して降って来てました。
by carotte (2013-01-16 01:01)
石造りの家が続く街角は実に趣がありますし、ファサードも中世の雰囲気そのままでいいですね~。村営のバーというのも面白いです。パリから移り住むのもわかる気がします。
by opas10 (2013-01-19 16:29)
opas10さん
村営のバーの雰囲気が明るくて和気あいあいでいい感じですね。こうやって集まる人たちがいるからバーが必要なのでしょう。保存会ができるくらいですから、かなり古い建物が今でも残っているみたいで趣があります。
by carotte (2013-01-20 09:51)