雪山の小さな村 その3 [ローヌ=アルプ地方]
シリーズ最後、3つ目の村はサヴォワ県のサン=ニコラ=ラ=シャペル(Saint-Nicolas-la-Chapelle)。(下記地図の緑印)
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年1月9日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら)
絵はがきのような雪景色の村。教会の塔が印象的です。
視線を遠くに移すとモン・ブランの頂きが見えます。
村人たちが集まっているのが村のビストロ。
「別荘で冬を過ごす人たちも来てますよ。すっかり村に溶け込んでます」とオーナーのマリレーヌさん。
「皆ここに集まるんです。生活の一部になってるんですよ」と女性。
外は寒くてもここは暖かそうです。
別の場所では朝早くから仕事に励んでいる人もいます。
ジャン=クロードさんは毎朝60頭の牛にエサを与えています。
牛のミルクからはチーズが作られます。
「毎日雪が降ると、午後は雪下ろしにあけくれますよ。その後はまた牛の世話です」とジャン=クロードさん。
ここで作られているのはサヴォワ地方のチーズ “ルブロション(Reblochon)”。
山小屋では奥さんがチーズを販売しています。村には売店はないそうです。
郵便配達のアニーさんが、アルプスの雪山を遠くに見ながら車でやってきました。
「雪道の中を走ってくるのは楽ではありませんが、村の人たちが除雪してくれるので助かります」とアニーさん。
標高1300メートルとなると辺り一面真っ白の銀世界です。
郵便ポストを確認すると空っぽ。
「ほとんど毎日空です。住民が少ないから郵便を出す人もあまりいません」
次にアニーさんが訪ねたのは老後をこの村ですごしているご夫婦の家。
「ここで幸せに暮らしていますよ。天気の良い午後にはよく散歩に出かけます」と奥様。
この辺りは冬はマイナス28℃にもなるそうです。
となると毎日外に出るというわけには行かないですね。
家の窓から美しい雪山の風景を眺めて楽しむのがよさそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、郵便配達人のベルの音で起こされた。ドアを開けたとたん『あっ、間違えた。隣だった』と言い残し、奴は去って行った」
VDM (Vie de merde)より
雪景色の村の風景、素敵です。目線を変えるとモン・ブランの頂きが見えるなんて素晴らしい所ですね。
でも-28℃とは、すごい!
by rabbit (2013-01-16 21:03)
rabbitさん
モン・ブランが見えるっていいですよね。グーグルの地図を見ても近くにモン・ブランがあるのが分かります。でも冬は相当寒くなるみたいです。老夫婦がこんなところで暮らして大丈夫なのかなと少し心配になります。
by carotte (2013-01-17 10:25)
なるべく近寄らないでおこう!と思っていたチーズ売場へ年末来...
コレステロール値が気になるので><; 我慢しないと(汗)
美味しそうですねぇ。
by orange (2013-01-17 12:31)
orangeさん
健康診断のたびに気になるのがコレステロールなんですよね。でも、美味しそうなチーズを見るとちょっとくらいなら良いかとなります。フランスでは小さな村でも必ずチーズ作ってますね。
by carotte (2013-01-18 09:34)
これだけ雪深いと、景色はキレイですが暮らすにはいろいろと苦労が多そうです。雪道の運転は、考えただけでも疲れちゃいます。
by opas10 (2013-01-19 16:31)
opas10さん
車の通れる道ができているので、なんとかなりそうですが、やはりいろいろ考えると苦労も多そうです。この辺りに別荘がある人もいるということは、こういう人里離れたところに魅力を感じる人がそれなりにいるということになりそうですね。
by carotte (2013-01-20 09:56)