フランスの郷土のお菓子 その5 [フランスのお菓子]
昨日2月2日は、主の迎接祭と呼ばれるカトリックのお祝いの日でした。
フランスでは、この日にクレープを食べる習慣があるとか。
そこでシリーズの最後は、ブルターニュ地方のクレープです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年2月1日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら)
クレープの材料と言えば、玉子、小麦粉、砂糖、水。
ブルターニュ地方の町トレガンのあるお宅では、ここに塩分入りバターが加わります。
溶かしバターを入れる生地を見たのは初めて。焼き上がりがぱりっとして香りが良さそうです。
「混ぜるときは絶対に泡立ててはいけません」とアナイクさん。
クレープに関しては、ブルターニュ地方のどの家も本気モードになるそうです。
アナイクさんのお宅にはクレープ焼き器が2台もあり、ご主人もクレープ作りに腕を振るいます。
皆さん、美味しそうにクレープを召し上がっていました。
「皆でテーブルを囲んでクレープを食べるときは話も弾みます」と娘さん。
一方、ブレストのクレプリーLa Bigoudène。1947年の創業です。
15人くらい入ったら一杯になってしまうくらいの小さなお店。
昔は甘いクレープしか作っていなかったそうです。そして、主なお客さんは船乗りたちでした。
今では客層がだいぶ違ってきましたが、昔の雰囲気は残っているそうです。
赤いロウソクはこのお店のシンボル。
10年前からお店を引き継いでクレープを作っているのがオレリーさん。
「子供の頃からよく食べに来てくれたお馴染みのお客さんもいますよ」
テーブルとテーブルが近いせいか、見知らぬお隣さんともついついおしゃべりしてしまいそうな雰囲気のお店でした。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、彼女の前で良いところ見せようとクレープを作ったが、最初の一枚をのぞいて全部失敗。しかも、最初の一枚は、ちゃんと出来てるか確かめるために僕が食べてしまった」
VDM (Vie de merde)より
本文も、なるほどと思って読ませていたいていますが、末尾の「フランス人のつぶやき」が面白いです。
by motosoft (2013-02-03 09:05)
motosoftさん
「フランス人のつぶやき」は毎日ヒットというわけには行きませんが、できるだけ本文の内容に近くて面白いものを探して掲載しています。楽しんでいただけると嬉しいです。
by carotte (2013-02-03 11:15)
このところ番組の冒頭にWii UのカラオケCMが入っていて、どんな曲が歌えるのかテロップが出ているのですが、フランスでも人気はアメリカンポップスの曲目みたいですね!
by opas10 (2013-02-10 12:13)
opas10さん
アメリカンポップは人気みたいです。昔はラジオであまりにもアメリカの歌ばかりかけるので、30%は必ずフランスの歌をかけるべしというお達しが出たくらいでした。歌はアメリカ強しですねえ。
by carotte (2013-02-11 10:07)