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南仏のレモン・タルト [コート・ダジュール地方]

 冬の間どんよりとした空模様の続くのフランス。


 その中で、冬でも必ず太陽が顔をのぞかせる南仏では、柑橘類が旬を迎えています。


Paris_SteAgnes.jpg

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年2月5日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら



 

 マントン近郊の村サン=タニエス(Sainte-Agnès)。


 約2ヘクタールの果樹園を持つジャン=クロードさんは、このところ毎日のようにオレンジやレモンを収穫しています。


 ちょっと見慣れないしわしわのミカンのようなものは、フランスではセドラ(cédrat)と呼ばれ、レモンと同じ仲間の柑橘類です。


 オレンジは二種類あります。一つは、クレモンティーヌ、もう一つはマンダリンヌ。


 どちらもフランスのスーパーでよくみかけます。


「マンダリンヌはクレモンティーヌより黄色くて、甘く、香りがあります」とジャン=クロードさん。


 オレンジや黄色を見ていると、なんとなく元気になってきます。


 どれもビタミンCがたっぷりに見えます。


 「毎朝、これでジュースを作って飲んでますよ。健康にいいですからね」とジャン=クロードさん。


 ここでは毎年3〜4トンの柑橘類を収穫しているそうです。


 家に戻ると、奥さまがレモンのタルトを作ってくれました。


 おろしたレモンの皮、果実の絞り汁、バター、玉子を鍋に入れ温めながらかき混ぜます。


 とろりとなったら、すでに焼いてある生地の上にのせ、その上にメレンゲをのせさっとオーブンで焼いたら出来上がり。


 タルトの真ん中にはTF1の文字がくっきりと浮き出ていました。


 甘さと酸っぱさが絶妙のバランスで出来ているレモン・タルト。美味しそうですねえ〜。


 それに、お二人の服装。やっぱり南仏は温暖な気候なのですね。


 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、病気でぐったりしていると、おばあちゃんが身体に良いと言って、ボールにお湯とヴィネガーとレモンと蜂蜜を混ぜたものを作ってくれた。なんだか空恐ろしい飲み物だったかやっとの思いで飲んだ直後、おばあちゃんが言った。『あれはタオルに染ませて頭にのせておくものなんだよ』」


VDM (Vie de merde)より

 


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コメント 4

yuzuhane

レモンもオレンジも木にすごくいっぱいなっていましたね。クレモンティーヌと何度もおっしゃっていたのでそれがミカンということかと思ったら一つの種類なんですね。素敵なかごで収穫したものをさっそくタルトにして…レモンの皮のすりおろしが入ると香りがいいんでしょうね。TF1の文字が浮かんだタルトすごくおいしそうでした。明るい日差しが気持ちよさそうでしたが、先日ニースは雪だったそうです。
by yuzuhane (2013-02-12 20:56) 

carotte

yuzuhaneさん
収穫したばかりのレモンを使って作ったタルトは美味しそうでした。しかもご夫婦の食べ方がさらに美味しそうにみえて仕方がなかったです。^^; この間、ニースでも雪が降ったみたいですね。寒波がニースまで届いてたんでしょう。そろそろ恒例のレモン祭りも近いですが、雪なんてことにならないといいですね。
by carotte (2013-02-14 00:28) 

opas10

タルトの真ん中にTF1ですものね~、あの奥さんブッキラボウに見えて実はすごいホスピタリティのある方なんですね。先週バレンタイのあたりに風邪をひいて未だに鼻と咽がジュルジュルしていて、ビタミンC錠剤が手放せません(>_<)
by opas10 (2013-02-17 13:19) 

carotte

opas10さん
風邪にやられましたか・・・。鼻水出ると顔全体がかぱかぱになってしまいますよねえ。すべての不快の中心が鼻みたいになります。お大事にしてください。
すごいデコレーションのタルトでした。TF1が浮き出てキラキラ光っておりました。
by carotte (2013-02-18 22:00) 

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