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パリ・オペラ座 前編 [パリ]

 パリ・オペラ座(オペラ・ガルニエ)。


 ここの近くに宿を取り、パリ観光をする方は多いと思いますが、今日から2回にわけて、オペラ座を訪ねます。


 前編の今日は、オペラ座の舞台裏をTF1のカメラとともに見て回りましょう。

Paris_Paris.jpg

  下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2009年4月28日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら)




 毎年50万人もの観光客が訪れるというオペラ座。


 ホールの裏には、一般の人たちが入れない様々な施設があります。


 まずは衣装室。担当者の方が出してくれた衣装は1930年代に作られたもの。豪華な刺繍が施されています。


 たくさんのチュチュもあります。裏返して逆さにして保管されています。


 衣装はダンサーひとり一人にあわせたオーダーメイドです。公演に合わせてダンサーが移動するように、衣装も一緒に移動させられます。


 カメラは地上76メートルのところにあるオペラ座の屋上へ。


 強風吹きすさぶ中、足がすくみます。


 「イヤになったらここへ来てサンドイッチを食べたりします」とサービス部の責任者の方。


 この日はあいにくのお天気でした。


 オペラ座はちょっとした大型客船のようなもの。迷路のようにのびる廊下は全部で8キロほど、扉の数は493にもなるそうです。


 案内してくれた部屋は屋根裏部屋のようなところ。ホールの舞台が遥か下に見えていました。ドガがこの場所で絵を描いていたそうです。


 階下に降る途中にはダンサーの練習場がありました。


 さらにどんどん降りて行き地下へとやってくると、そこには「オペラ座の地底湖」がありました。


 ナマズやウナギが泳いでいるのが分かります。この石でできた貯水庫で生活している魚の数は80匹以上。消防士がエサを与えているそうです。


 この水は万が一火事が起きた時に使われます。


 もともとはここに貯水庫を作る予定はなかったのですが、建設中に多量の水分を含んだ土がみつかり、結局、ここにその水を溜めておくことになったそうです。


 一方、一気に上階へ上がると、ドーム型の屋根の下ではダンサーたちが練習に励んでいました。


 ここは、オペラ座を正面から見たとき屋上に見える緑のドームの部分です。あそこでダンサーが練習しているんですね。


 オペラ座のバレー団はあのルイ14世により1661年に設立されました。現在の団員は154人。


 次回は、演目が始まる夕方から夜の終演までの様子を紹介します。


 


******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、4歳になる娘を、前からやりたいと行っていたバレー教室に連れて行った。うまく出来ない娘を励まそうと、必死にそばで同じようにやってみせた。結局、私がレッスンを受けているようだった」

 

VDM (Vie de merde)より




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