コンクラーヴェ [バチカン市国]
新しいローマ教皇(又は法王)フランシスコ。
初めての日曜日の祈りも無事終えて、次は復活祭という大きな仕事が待っています。
3月12日から始まったコンクラーヴェの5回目の投票で新しい教皇が決まったわけですが、実際のところ投票とはどんなものなんでしょう?
投票用紙や投票箱なんてのがあるんでしょうか?
それに、白い煙が出て来た煙突はどんな具合になっているんでしょう?
その疑問に答えてくれるのがフランスのTV局TF1の映像です。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年3月12日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら)
投票権を持つ枢機卿115人がシスティーナ礼拝堂に集められます。
ミケランジェロの最後の審判の前で投票する気分はどんなものなんでしょう?
コンクラーヴェは外界との接触が禁じられた状態で開催されます。ガラス窓にも白い紙が貼られました。
投票は午前中に2回、午後に2回行われます。しかし、1回目の投票で決まってしまえば1回で終わりです。
投票用紙に支持する枢機卿の名前を記入したら、3人の選挙管理人のような枢機卿が見守る中、投票箱に投票します。
なんだかUFOのような投票箱ですね。
投票するときはそれぞれ誓いの言葉のようなものを発するようです。
開票が終わったら投票用紙は燃やされます。その時の煙があの白かったり黒かったりする煙になるわけです。
教皇が決まらなければ黒い煙、そうでなければ白い煙。
いずれもはっきりと色がつくように特殊な物質が加えられます。
煙突ってこんな風になっていたのですね。
教皇が決まれば鐘も鳴り響きます。映像に登場したのは先の教皇ベネディクト16世が選ばれたときの様子でした。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、身分証明書の写真が白黒だからダメだと送り返されて来た。でも、あれはカラー写真だったのだ。僕はセネガル出身で、白いTシャツを着ていただけ」
VDM (Vie de merde)より
システィーナ礼拝堂って天井画が気になって上を向く時間が多かったせいか、あんなに大きな場所だったんだなと感じました。それに窓に紙まではって厳重、荘厳な雰囲気ですね。逆に煙突は思ったより小さな感じでした。
by yuzuhane (2013-03-28 09:28)
yuzuhaneさん
体育館くらいの大きさでしょうか?かなり大きいですね。これだけのスペースに絵を描くというのは大変な作業です。
密室とはこのことかというくらい厳重ですね。煙突はわりにシンプルに出来ていました。コンクラーヴェが終わると取り外してしまうようです。
by carotte (2013-03-30 11:23)