フランスの最も美しい村 その3 [アルザス地方]
今日はシリーズに戻ります。
フランスで最も美しい村の三回目は、アルザス地方のリクヴィール(Riquewihr)。
アルザス・ワイン街道にある103の村の一つです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年4月24日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら)
丘の上の桜の木(?)の間から、こじんまりとまとまったリクヴィールの村が姿をあらわしました。
そしてそこには、コウノトリのカップルが巣を作っていました。
「コウノトリがやってきたのは56年ぶりのことです。巣を作っている姿を見るのは嬉しいもんです」と村人のアンドレさん。
村にはコロンバージュ様式(木骨構造)の古い家が立ち並んでいます。
「どの家もワインを売って手に入れたお金で作られたものです」
ここは有数のワインの産地。村のまわり一面にブドウ畑が広がっています。
ワイン農家のヴァンサンさんのブドウ園もここにあります。
「ここのブドウ畑は有名です。それに区画が小さく分かれていることもよく知られています。一区画100 x 100メートルほどですね」とヴァンサンさん。
リクヴィールにはたくさん観光客がやってきます。メイン通りはその観光客でにぎわっていました。
「ワイン農家は村にやって来る観光客に直接ワインを売っています。そうすることで、狭い区画でワインを作り続けることができるんです」
ヴァンサンさんは6年前にリクヴィールにやってきたそうです。この村が暮らしやすいのだとか。
そして、ここにも名物のグルメがありました。タルト・フランベ(tarte flambée)です。
レストランAu Dolderのシェフ、ジャッキーさんが作ってくれます。
薄い生地にクリームチーズを塗り、玉ねぎのスライスとベーコンを乗せオーブンで焼きます。
カリッとして美味しそう。ワインと一緒にいただきたいですね。
最後にまた登場のアンドレさん。
リクヴィールは「村(viillage)」ではなく、14世紀からすでに「町もしくは市(ville)」だったとおっしゃっています。
これだけ賑わっているなら町でも市もいいような気がします。人口は1200人ほどとそれなりの数。
春先は黄色いジェラニウムを飾るのが伝統だそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、うちのプリンターは黄色のインクがないと言って、白黒の書類を印刷してくれなかった」
VDM (Vie de merde)より
木骨構造の古い家並み、素敵ですね・・・絵になります。
by rabbit (2013-05-02 11:06)
rabbitさん
木骨構造の古い家は暖かみと趣がありますね。この村はそういう建物でできているようで、その辺りが観光客に人気なのかもしれません。
by carotte (2013-05-03 00:12)
タルト・フランベはピザのような味わいなんでしょうね。そしてフランス人のつぶやき、先日自宅から持ってきた古いタイプのE社プリンターが全く同じ状態になりました。
by opas10 (2013-05-05 21:20)
opas10さん
はい、タルト・フランベはピザのような感じで美味しそうです。
最近のプリンタはいろいろ高度なことをやってくれますが、やっぱり機械なんですよね。融通がきかないです ^^;
by carotte (2013-05-09 16:31)