地方のお食事処巡り その3 [サントル・ロワール地方]
シリーズの三回目は、こちらもまたロワール川沿いのワインの産地ブルグイユ(Bourgueil)にあるCafé de la Promenad)。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年5月8日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら)
厨房でお鍋をかき回しているのがお店のオーナー、リュドヴィクさん。
「ウチで出す料理は、カベルネ=フランやカベルネ・ソヴィニョンのワインに合う、お馴染みの料理ばかりですよ」
カベルネ=フランやカベルネ・ソヴィニョンとはワインの元になるブドウの品種。ブルグイユのワインはこの二種類の品種から作られています。
リュドヴィクさんがおっしゃるように、お店はこのワインを中心に出来ています。
お客さまは、まるでワインの図書館のようなワインセラーで、自分で飲みたいワインを選びます。
お客さまが手にしたワインについて立て板に水のような解説をしてくれるオーナー。
なぜにワインに詳しいかと言えば、時間があれば近隣のワイン農家を訪ね回っているからです。
一瞬映像に移ったお店の庭のオブジェ。たくさんのワインのボトルで出来ていました。
オーナーが最初に訪ねたのはセバスチャンさんのワイナリー。
まずは2012年のワインを試飲。樽に詰められたワインは地下のワイン蔵で熟成されています。
次に訪ねたワイナリーはCatherine & Pierre Breton。
ここでワインを仕入れたら、広大なブドウ園の間を走ってお店に戻ります。
途中のブドウ園では馬を使って畑の手入れをしていました。
お店に戻ったリュドヴィクさん。早速仕入れたワインをワンセラーに並べます。
「自分がよく知らないワインをお客さまに飲ませるわけには行きません」とリュドヴィクさん。
このお店に行けば、間違いなく美味しいワインが飲めそうです。
ワインセラーで飲みたいワインが決まったらテーブルでおつまみと一緒に頂きます。
生ハム、テリーヌ、ピクルス・・・ワインと一緒にいただいたらさぞかしおいしいでしょうねえ〜。
因にCafé de la Promenadeには宿泊施設もあるようです。興味のある方はお店の名前をクリックしてサイトをご覧下さい。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、マクドナルドに行って、思わず『静かに!』と叫んでしまった。このところずっと図書館通いが続いた後遺症か?」
VDM (Vie de merde)より
フランスではワインとお料理の関係は深いでしょうからこのお店の方のようにワインに精通してさらに勉強されている方は頼もしいでしょうね。ワインの瓶でできた木のようなものが気になりました。
by yuzuhane (2013-05-11 20:41)
このお店、自分にとってまちがいなく天国です!!大好きなカベルネを知り尽くした店主がワインと料理を用意してくれるのですから!!
by opas10 (2013-05-12 23:14)
yuzuhaneさん
木のようなオブジェはものすごい数の瓶でできてましたね。
このお店なら望みのワインを出してくれそうです。番組に出て来たお客さまは英語圏の方でしたね。ワイン好きのツーリストがやってきそうなお店です。
by carotte (2013-05-15 17:33)
opas10さん
ワイン好きだったらちょっと寄りたいお店ですね。直接、ワイン農家のワイン蔵で試飲するのもいいですが、このお店に寄って、美味しそうなおつまみをお供にじっくりワインを味わう方がずっとよさそうです。
by carotte (2013-05-15 17:37)