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ブルターニュの港巡り その4 [ブルターニュ地方]

 仕事に追われ、昨日はブログ更新ならずでした。[ふらふら]

 

 さて、ブルターニュの小さな港シリーズの四回目は、北に上がってビニック(Binic)を訪ねます。(下記地図の黄印)

Paris_Bretagne.jpg

より大きな地図で ブルターニュの港巡り を表示

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年5月30日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら



 小さな港の朝。まだ眠りから目覚めたばかりのようです。

 

 この港にもプレジャーボートやヨットが数多く並んでいます。

 

 朝の静けさの中を漁船が漁から戻って来ました。収穫はロブスター。

 

 漁船が港に戻って来たかと思えば、ヨットが風に乗って港から出発して行きます。

 

 そして、海岸では散歩を楽しむ人たちの姿。

 

 潮の満ち引きが村の一日のリズムを刻んでいます。

 

 港から見える教会は、ノートル=ダム・ドゥ・ボン・ボワイヤージュ教会(Notre-Dame de Bon Voyage)。

 

 面白い名前ですね。ノートル=ダムはマリアさまのこと。ボン・ヴワイヤージュは「良い旅を!」の意味。

 

 港から出てゆく船に「良い船旅を!」とマリアさまが祝福してくれるのかもしれません。

 

 村の人口は4,000人足らず。毎年、船で外からやって来て、ここでしばらく暮らして行く人もいます。

 

 ティエリーさんもその中の一人。8ヶ月前にこの港に錨を下ろしました。

 

 船の中は思った以上に広々としています。コンパクトにいろんな物が装備されています。

 

 こんな風に気ままに船の暮らしを楽しむのもよさそうです。

 

 引き潮になると今まで海水に浮かんでいたボートがこんな有り様に。さながら丘の上の河童状態です。

 

 一日の間にいくつもの姿を見せてくれる港を絵に描く人もいます。

 

 港に面した場所には船乗りがよく訪れると言うカフェがあります。

 

 ビニックは今ではバカンスを楽しむ人たちの港になっていますが、19世紀頃はタラ漁で有名な漁港だったそうです。

 

 そうこうしているうちに潮が満ちて、波に揺れるボートの姿が戻ってきました。ほっとしますね。

 

 

******** フランス人のつぶやき *******


「今日、海岸でライフガードをやっています。ある女性がやってきて、潮が満ちて来るおかげでいちいち場所を移動しなくてはならない、なんとかしてくれないかと言って来た。マダム、そんなこと無理です。潮に逆らなんて」

 

VDM (Vie de merde)より



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コメント 2

opas10

船で外からやって来て、8ヶ月もここで暮らすティエリーさんって、どこからどうやってどうやってお金が出てくるのか、とても不思議というか羨ましいというか!それにしてもここは随分と潮の満ち引きの差が激しいのですね。
by opas10 (2013-06-09 23:07) 

carotte

opas10さん
やはり莫大な遺産が転がり込んできたとか・・・・^^
はい、ここは潮の満ち引きが激しいらしいです。船があんな風になってしまうとはすごいですよね。
by carotte (2013-06-10 13:37) 

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