変わったワインの熟成法 [ミディ=ピレネー地方]
フランスでは、早いところではすでにブドウの収穫とワインの仕込みが始まったようです。
今年のでき具合が気になります。
さて、フランス中南部のワインの産地カオールでは、ちょっと変わった容器でワインを熟成させているワイン農家があります。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年8月13日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら)
カティさん、フィリップさんご夫妻は7ヘクタールのブドウ園を所有しています。
「もう、1、2ヶ月したら収穫して、“玉子”の中で熟成させますよ」とフィリップさん。
玉子の中???
玉子とはこれのこと。玉子の形をしたタンクです。
「コンクリートで出来ていて通気性があります。そして、中で常にワインが動いています」とフィリップさん。
この玉子のタンクには8樽分のワインが入っているそうです。
この試みは2009年からすでに始まっていました。
「人工的な味ではなく自然な味のワインを作ることが重要だと思っています」とフィリップさんはおっしゃっていますが、普通のワインとはやっぱり味も違っているのでしょうね。
一方、別のワイン農家では、素焼きの壷を使って熟成させています。
「ローマ時代には、これにワインを詰めて運んでいました」とステファヌさん。
この素焼きの壷を作っているのが、フランス南部の町カステルノダリ(Castelnaudary)にある工房です。
機械を使った大量生産ではありません。手作りです。
「この形だと、中でワインが動き続けるんです」
素焼きの壷でワインを熟成させているのはここが初めてだそうです。
これはこれでまた個性的な味のワインになりそうですね。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、飲み会の後、ひどく疲れてしまい、応接間の床にばったりと倒れ込んで寝てしまった。僕のTシャツには大きな赤いシミが・・・。同居人が僕を見つけた時の驚き様はご想像のとおりです」
VDM (Vie de merde)より
7月に入ってからは、暑い、良い天気が続いていました。その前が寒かったようなので、今年はどうでしょうか?今年は、ブドウ畑ばかり見て、走っていたよな気がします。懐かしいですね。
by cycloo (2013-08-24 11:52)
日本ではまだ夏が続いているのに、フランスではもう収穫なんですね。そしてワインの熟成にもいろいろとやり方があるようで。こうした挑戦が実を結んで、安くて美味しいワインが生まれることを期待したいです!!
by opas10 (2013-08-25 22:09)
cyclooさん
今年はヒョウが降ったりして被害が出たようですが、自転車の旅は大丈夫だったでしょうか?今年のワインの出来はいま一つだという人もいるようです。やはり天候が不順だったせいでしょうね。
by carotte (2013-08-29 22:37)
opas10さん
ワイン農家の皆さんもいろんあことに挑戦するもんですね。やはり個性的なワインを作りたいという気持ちがあるからかもしれません。安くて美味しいワインはいいですねえ〜。
by carotte (2013-08-29 22:39)