ピサの斜塔 [イタリア]
仕事が立て込みまして、ついに2日もブログの更新ならずでした。
その間にいつのまにか猛暑は去り、涼しい風が部屋を通り抜けるという、ずいぶんと過ごしやすい気候になりました。
さて、本日はイタリアの話題です。
あのピサの斜塔が、ひとりでにまっすぐになりつつあるとか。
本当でしょうか?
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年8月23日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら)
北側の高さが56.70メートル、南側の高さが55.86メートル。確かに傾いています。
まあ、そんなこと言われなくても見れば分かりますね。
そして、あそこへ行くとやりたくなるのがこの姿勢での写真撮影。
いかにも「私が支えてますよ」みたいな写真に仕上がります。
この斜塔、最近、何もしていないのに2.5センチほど傾きが減ったそうです。
一時はどんどん傾いて、このままでは倒れてしまうと心配された斜塔ですが、1990年から10年を費やして様々な対策が施されました。
基礎部分には100トンほどのセメントが注入され、補強の骨組みも設置されました。
そして、一番効果的だったのが、北側の地下の土を10㎥ほど取り除いたこと。
このことにより傾きが50センチ改善されたそうです。
今回の2.5センチは、この時の工事が影響しているのではというのが専門家の見方。
倒れてしまうのは最悪ですが、まっすぐになってしまうというのも困ったものです。
なにしろ傾いているというのがピサの斜塔です。
今後の成り行きが気になります。
このままだと一旦まっすぐになったものの、その後は徐々に北側に傾いてしまう、なんてことになったり・・・。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、私は教習所の教官です。生徒に公道を走らせているとジグザグ道にさしかかった。私がそのまままっすぐと言うと、生徒は本当にまっすぐ走ってしまった」
VDM (Vie de merde)より
お疲れ様です。
ピサの斜塔といえば、いつも思い出すのは、大昔に見た映画、ジャクりーヌ・ササールの「芽生え」です。「グエンダリ―ナ」。みなさん、どうしちゃっただろうか?ああ、青春・・・半世紀以上も経ってしまいました!!!
by cycloo (2013-08-27 10:53)
cyclooさん
「芽生え」ですか。残念ながら私は拝見しておりませんでした。ジェネレーションギャップ(?)。調べたところによるとジャクリーヌ・ササールさんはまだご存命のようですよ。
by carotte (2013-08-29 22:42)
「ピサの斜塔」が「ピサの塔」になってしまったのでは、全く魅力がなくなっちゃいますね。例えてみれば、「しっかり者の唯」とか、「澪いじりをしない律ちゃん」みたいな(笑)
by opas10 (2013-09-01 13:05)
opas10さん
白くて美しい塔ですが、傾げているから「ピサの斜塔」なんですよね。斜めが定着してますから、いまさらまっすぐになられては、やはり興ざめですね。「しっかり者の唯」「澪いじりをしない律ちゃん」どちらも想像できないです^^
by carotte (2013-09-03 13:09)