パリ3区の市場 [パリ]
パリ3区にある市場marché des Enfants rouges(赤い服の子供の市場)。
以前の記事で紹介したことがありますが、今やパリ観光の一つになっています。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 3で2013年8月27日に放送)
1615年にできたパリで一番古い市場は、ブルターニュ通りからすぐのところにあります。
かつて近くに孤児院があり、その子供たちが赤い服を着せられていたことから、こんな名前の市場になりました。
なにやら観光客とおぼしき団体。紺のジャケットをお召しになっている方はどうやらガイドさんのようです。
この市場、世界中の観光客に人気だそうです。
「皆さん、食材がどこから来たものなのかに興味を持たれます。たとえばお肉屋さんに案内した場合は、生産者だ誰なのか、生育期間はどれくらいなのかなど説明します」とガイドの方。
こうしてお店を一軒一軒回りながら詳しく説明してくれるようです。
なにしろフランスは美食の国として知られています。興味をもつのも当然のことかもしれません。
「フランスでどんなものが選ばれているのか知るためにここにやってきました」と女性観光客。
「魚屋さんあり、お花屋さんあり、フランスの伝統的なものもあればハンバガーやベントー(弁当)もあったたりととても面白いところです」とガイドさん。
この市場、様々な国のグルメが並んでいることでも知られています。
クスクスのお店もあれば、モロッコのサラダを売るお店もあります。
クレープのようなものは何でしょう?
「昔、八百屋さんや魚屋さんに混じって仕出し屋さんがあったのです。そのうちお客さんが持ち帰りで買って行くようになったので、その手のお店がたくさんできました」とお店の方。
とは言うものの、ここで食べることもできます。
なんだかアジアの屋台みたいな感じ。わりにのんびりと気楽に食べられそうです。
「美しい場所というわけじゃありませんが、気楽で楽しく食事ができます」と男性客。
市場が開いているのは:火、水、木が8時30分〜13時、16時〜19時半、金、土が8時30分~13時、16時~20時半、日が8時30分~14時
以前に紹介した映像も面白いのでぜひどうぞ→こちら。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、私はレストランをやっていますが、メニュー選びをひどく気にする女性客がやってきた。なにしろ妊娠3ヶ月。気にするのも当たり前。ところが、一皿ぺろりと平らげると、タバコを吸いにテラスに出て行ったのだ」
VDM (Vie de merde)より
他国からの観光客にとって市場は、その国の日常生活が垣間見えるのでとても魅力的なスポットですよね。自分も海外に行った際は、時間があれば地元の市場を覗いて、安くて珍しいお土産を探していました。
by opas10 (2013-09-01 13:14)
opas10さん
その土地のことを知ろうと思ったら市場にいくのが一番ですね。
そういう意味でこの市場も観光客に人気なのかもしれません。それに、その場で食事もできるし、持ち帰りもできるみたいなのでいろいろ便利です。
by carotte (2013-09-03 13:12)