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ワイン作りの村 その1 [フランスのワイン]

 フランスでブドウの収穫とワインの仕込みが本格化するまでにはまだ時間がありますが、一足お先にワイン作りで知られる小さな村を訪ねることにします。


 第一回目の今日は、アルザス・ワイン街道にある村々。


Paris_vin&raisin.jpg

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年9月2日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら




 遠くに見えるのは、アルザス地方の大都市ストラスブールにあるノートル=ダム大聖堂。


 ここは、アルザス・ワイン街道の北の端マルレンアイム(Marlenheim)(上記地図のA)。


 「街道はここから始まって、蛇行しながら南の端タン(Thann)(上記地図のB)まで続いています。全長約170キロの道のりです」とワイン農家の男性。


 高台から眺めると街道沿いにブドウ畑が広がり、その間に小さな村が点在しているのが分かります。


 観光客を乗せたミニトレインはブドウ畑の中も走ります。


 ここは、ワイン街道の中ほどにあるダンバッハ=ラ=ヴィル村(Dambach-la-Ville)。


 「ワインの産地についてはよく知りませんでした。来てみるとブドウ畑に囲まれていて素敵なところですね」と女性。


 そして、ブドウ畑の中を歩いて旅する人もいます。


 ドイツを出発して、最後はスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラまで歩きます。


 巡礼が本来の目的ですが、ワイン街道はちょっとした気晴らしになります。


 「ここを歩きながらワインを飲みますよ」と旅人。


 次に登場した村はツェレンベルグ(Zellenberg)。


 ベッケーさんの家ではガーデンパーティの真っ最中。ワインとチーズ好きが集まって試飲・試食会です。


 テーブルの上にはアルザス名物のパンのようなお菓子のようなクグロフも用意されていました。


 「産地の真ん中でワインを試飲するのは初めてです」と男性。


 ここでは、試飲の他にブドウ畑も見学してワイン農家の仕事を学びます。


 「代々一家で続けて来たワイン作りです。初代から数えて13代目になります。400年も続いて来た家業なんです。若い人たちに我々の知識を伝えて行くのは大切だと思います」とワイン農家の女性。


 さらに南へと下ると南端の村タンに到着です。


 世界中に知れ渡る白ワインの産地。街道の中でも一番急な斜面にブドウ畑があります。


 ブドウの実がいい感じに育っていました。


 こうやってみるとほんとに急斜面にブドウ畑が広がっています。


 そして、今年のワインのできは期待できそうです。


 尚、アルザス・ワイン街道については、以前の記事で5回シリーズで詳しく紹介しています。興味のある方は→こちら

 



******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、親戚一同が集まっての夕食会。なんだか退屈になった僕は、こっそり携帯を出していじくっていた。すると、変な写真が出て来て思わずくすっと笑ってしまった。折しも、従弟が離婚すると発表した瞬間だった」

 

VDM (Vie de merde)より




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コメント 6

cycloo

この辺りは、映像を見ていても、のどかな感じがいいですね。
「ミニ・トレイン」ですか。この名前が分からず「町内観光列車」と言っていましたが、おかしいですね。使わせて貰います。
近々サンチャゴに行きたいと考えています。映像のように、帽子に杖にホタテ貝の徒歩か、自転車か、また、起点をどこにするか、迷っています。
by cycloo (2013-09-08 10:23) 

yuzuhane

一面に広がるブドウ畑の眺めがいいですね。木組みの家や、ブドウ畑の間を橋るミニトレインも楽しそうですね。あの手のミニトレインはよく観光地で見かけますね。
by yuzuhane (2013-09-08 16:38) 

opas10

延々と広がる葡萄畑を見ていると、フランス人にとってのこの風景って、日本人にとっての水田が広がる風景と同じ、DNAに刷り込まれた原風景なんじゃないか、などという考えが浮かんできました。日本の米どころは酒どころでもありますし。
by opas10 (2013-09-08 23:00) 

carotte

cyclooさん
アルザス・ワイン街道はのんびりした村が並んでいるようです。
確か、フランスのテレビ局でこのくらいの観光列車を「ミニ・トレイン」と言っていたように思います。フランスだけでなく欧州のあちこちでみかけますね。
サンチャゴ巡礼は欧州ではさかんですね。徒歩は大変だなと思いますが、自転車も決して楽じゃなさそうです。そういえば、だいぶ前になりますが、当ブログでもシリーズで紹介したことがありました。のちほどマイカテゴリーに入れておきます。
by carotte (2013-09-09 13:38) 

carotte

yuzuhaneさん
ブドウ畑の中に、古い家並みの村が点在しているというのがこのあたりの風景のようですね。ブドウ畑はわりに広くて見学となると結構大変ですが、ニミトレインが連れて行ってくれるとなると楽でいいですね。
by carotte (2013-09-09 13:40) 

carotte

opas10さん
ああ、そうですね。日本の水田と同じかもしれません。
日本酒も最近海外で人気になって、ワインと同じようにもっとお米の栽培あたりから広く知らしめようなどという運動がさかんになっているらしいですよ。
by carotte (2013-09-09 13:42) 

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