オルセー美術館 [パリ]
昨日は、大量のフライドポテトを見ているうちにどうしても食べたくなって、買って来てしまいました。
外はカリカリ、中はホクホクのポテトを食べながらビールを一杯、というのがたまらないですねえ〜。
猛暑が去って、いよいよ食欲の秋の始まりでしょうか・・・。
しかし、本日の話題は食欲の秋ではなく、芸術の秋です。
多くの芸術家たちがヌードの女性を描いては傑作を残しています。美術館ではそういう作品を見てしまうのが自然の成り行き。
ところが、今年のパリのオルセー美術館はちょっと違っています。
今月の24日から、男性のヌードの作品ばかりを集めた展覧会を開催しています。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年9月25日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら)
男性ヌードの作品だけを展示した展覧会はこれまでに一度もなかったそうです。
ものすごい迫力の白い彫像は誰の作品でしょう?
セザンヌの作品にも男性ヌードがあったんですね。
「女性とは別の肉体が見られるのは喜ばしいことです」と女性。
「私たちとは違った肉体を見るのは、心地のいいものですね」と別の女性。
「驚かれましたか?」と取材班。
「いいえ、むしろ興味深いですよ」とサングラスの女性。
女性の皆さん、少し照れくさいながらも、作品を楽しんでいらっしゃるようです。
これだけの作品を一度に見ていると、これまでと違った視点で男性のヌードをとらえることが出来るかもしれません。
「美しかったり逆に醜かったり。理想化されたものもあれば、そのまま描いたものもあります」と美術館の絵画担当の方。
作品は1800年代に制作されたものから現代のものまで幅広く展示されています。
映像で見る限りですが、様々なスタイルの作品が集められていて面白そうですね。
この展覧会は来年の1月2日まで続けられることになっています。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、向かいの戸棚の上にあるDVDを取ろうと裸のままベッドから出た。一応、両手でお尻を隠した。すると友だちが言った。『そんなことしてもムダ。隠すためには手が4本必要だ』」
VDM (Vie de merde)より
考えてみれば古代ギリシャの彫刻は、男性の肉体美が多いので、この展覧会もそうそう突飛なものじゃないですね。ただ、普通の男性はちょっと行きにくいかもしれません。いわいるオネエ系の嗜好があると思われるかもしれない、なんて余計なことに気をまわしちゃって(笑)。
by opas10 (2013-09-29 21:22)
opas10さん
芸術だ!とは思っても、女性もちょっと抵抗があります。熱心に見て回ったりしていたら誤解されそうで・・・。確かに古代ギリシャの彫刻は男性の裸像が多く、その肉体美を追求してますね。
by carotte (2013-10-02 17:44)