唐辛子祭り [バスク地方]
昨日はバスク地方のチーズを紹介しましたが、バスク地方には唐辛子という名産品もありました。
先週末、その産地エスプレット(Espelette)で唐辛子祭りが開催されました。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年10月28日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら)
エスプレットの唐辛子祭りと言えば、この辺で知らない人はいません。
人口2000人足らずの小さな村もこの日ばかりはたくさんの人で賑わっています。
目抜き通りではパレードも行われました。
重々しい姿で歩いていらっしゃる方々は、「エスプレットの唐辛子愛好協会」の皆樣方。
エスプレットの唐辛子の良さをアピールし、広く世界に知らしめるために日夜がんばっています。
それにしても気になるのは見学者の服装。10月も下旬にしてはずいぶんと軽装ですね。晴天で日差しがあったせいでしょうか?
それはさておき、家の外にぶら下げられた赤い唐辛子。装飾ではありません。乾燥させるためにこうやってぶら下げられています。
見ているだけで汗が出てきそうですが、ここの唐辛子は辛さより香り。風味付けに様々な料理に使われるそうです。
そして、ワインやチーズと同じようにAOC付きです。
「こうやって乾燥させると、色が変わってくるのです」と男性。
お祭り会場では、マスタード、タプナードなど、この唐辛子を混ぜた様々な加工品も売られていました。
中には、トマト、ニンニクの粉、唐辛子を混ぜた、エスプナードなるものがあるそうです。どうやら、エスプレットとタプナードを合体させたものらしい。
「フォワグラ用に一つ、鶏料理用に一つ買いました。とっても美味しいんですよ」と女性。
生産者の皆さんは春先の悪天候で打撃を受けていたようですが、今回のお祭りで少し元気を取り戻したとか。
尚、エスプレットの唐辛子については以前の記事でも詳しく紹介しています。興味のある方は→こちら
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、人からよくインド人かと訊かれる。それで僕はこう答える。『いや、インド人ではありません。このおでこにある赤くて丸いものは生まれた時からあるホクロです』」
VDM (Vie de merde)より
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