ミステリーゾーン その5 [アルザス地方]
シリーズの最後はフランス北東部アルザス地方の山の中にある洞窟を訪ねます。
薄暗い洞窟・・・とは言っても、今日は怖いお化けのお話ではありません。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年11月8日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら)
人口850人ほどの小さな町フェレット(Ferette)(上記地図の紫印)を出発してどんどん山の中を歩いて行きます。
「ここは、アルザス地方でも一番趣のあるハイキングコースですよ」と赤い帽子のおじさま。
だいたい5キロほどあるくと、洞窟に到着です。
ここは“小人の洞窟(Grotte des Nains)”と呼ばれています。
洞窟の入り口からどんどん中へ入って行くおじさま方。中は広いのでしょうか?
この洞窟には、その名の通り、小人が住んでいたという伝説があります。
小人たちはこの上もなく美しい姿をしていて、特にその目は星のように輝いていたそうです。
洞窟の中には、銀の家具付きの水晶でできた小部屋があり、それぞれカップルで暮らしていたとか。
人間たちが不思議に思ったのは、その長い衣服。足が隠れて見えません。
いったいどんな足をしているのだろう???
不思議に思った娘たちが謎を解明しようと、夜明け前に村を出発し洞窟へとやってきます。
小人が洞窟から出て来たら足跡が残るように入り口に砂を撒くと、いそいで藪の中に隠れました。
やがて朝日が昇り、朝の散歩にでかけようと小人たちが洞窟から出てきます。
よく見ると砂の上には山羊の足跡が・・・。
それを見た娘たちは大笑いして去って行きます。
驚いた小人たちは急いで洞窟に逃げ込みます。そして、二度と出てくることはありませんでした。
小人たち、今でも洞窟の中で暮らしているのでしょうか?
不気味なシリーズでしたが、最後は妖精のような小人のお話で終わってほっとしました。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、パーティの後で部屋を掃除していると、妙なことに気がついた。天井に足跡があることだ。いったいなぜ?どうしても分からない。謎だ」
VDM (Vie de merde)より
ミステリーゾーンって、なんかロマンを感じますね。
by kazenotomo (2013-11-15 12:59)
幽霊より小人のほうが夢がありますね。いいハイキングコースとのことですが、落ち葉が敷き詰められた結構な山の中でしたね。
by yuzuhane (2013-11-15 22:02)
kazenotomoさん
今回のはロマンがありました。ミステリーゾーンにはなんとなく郷愁も感じますね。
by carotte (2013-11-17 14:40)
yuzuhaneさん
洞窟ってどんなろころかと思ったら、小人が住んでいるちょっと明るいイメージのとこでした。谷にある村から山を登って行くみたいですよ。
by carotte (2013-11-17 14:42)
人が触れてほしくない秘密を暴いて、しかもそれを笑ってはいけない、という教訓なんですね。
by opas10 (2013-11-17 23:06)
opas10さん
確かに、そうかもしれません。昔からの言い伝えには、示唆に富んだお話が多いです。
by carotte (2013-11-20 15:18)