寿司ブーム [フランスのグルメ]
パリに回転寿司のお店が出来ているのに気づいて、お店の外から中をのぞいてみると、座ってお寿司を食べているお客が全員フランス人だったのに妙に感動したのが今から十数年前のこと。
あれから日本のお寿司はフランスで進化を遂げているようです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年12月8日に放送)(▸をクリックしても映像が出て来ないときは、ウィンドウの下の文字をクリック)
日本食のお店の数々。なんだか一カ所、韓国料理店の看板があったような・・・。
それはさておき、フランスには約2,000店ほどの日本食のお店があるそうです。
中でもお寿司は人気で、電話一本で配達してくれるデリバリーのお店は繁盛しているとか。
「昼はオフィスのランチ、夜は家族の夕食にと、寿司は今、人気ですよ」と配達人。
軽くて、早くて、健康的。これがフランス人の寿司のイメージ。
「お寿司は大好きですよ。新鮮だし、メニューも豊富ですしね」と女性客。
「ランチによく食べますよ。バランスの良い食事ができますから」と別の女性客。
“6世紀からある日本の伝統料理”と言うナレーションにびっくり。
お寿司ってそんな前からあったんですね。
そのお寿司も、外国に広まるにつれ様々に進化しているようです。
まな板の上には、あまり見たことのないような巻き寿司が・・・。
「具は、アボカド、りんご、エビ。そこにサーモンとキウイをのせ、バシルソースをかけています」とシェフ。
いやはや、いったいどんな味がするんでしょう?
既成概念を捨ててしまえば、わりに美味しくいただけそうな気もします。
「いつも食べている寿司とはちょっと違ってますね」と女性客。
フランス人でも伝統の寿司とアレンジを加えた寿司の区別は付くようです。
一方、こちらはお寿司の作り方を教える学校。
生徒さんたちの準備ができたところで登場したのが、竹内先生。さすがに先生は日本人でした。
鮮やかな手つきで巻き寿司を作る竹内先生。
生徒さんたちもがんばってました。
“一人前の寿司職人になるには十年はかかる”とナレーションで言っていましたが、この手の巻き寿司なら少し練習すれば早くうまくなりそうな気がします。
そして、スーパーのお惣菜のコーナーにもお寿司が並んでいます。
昨年の寿司市場は8千万ユーロ。45%のフランス人が寿司を食べたことになるそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、寿司屋でもらったワサビの袋を、歯で開けてはいけないということが身にしみて分かった」
VDM (Vie de merde)より
ベトナム人とかがやってるなんちゃって寿司やが多いとも聞きますが・・・デリバリーでも人気なんですね。あちらで寿司屋に行ったことはないですが、日本食の店ではみなさん上手に箸を使っていましたね。アレンジ寿司も意外においしそうです。
by yuzuhane (2013-12-10 09:26)
yuzuhaneさん
そうそう、そうなんですよ。日本料理店だから日本人がやっているのかと思っていると、アジア系の人がやっていて、妙にエスニックだったりするんですよね。今回の番組では、お寿司のファーストフード的な要素も好意的に受け入れられているのが分かって面白かったです。
by carotte (2013-12-12 10:42)
フランスのお寿司は巻物が中心なんですね。だとしたら、韓国風海苔巻きのキンパとジャパニーズスシは同じと理解して、韓国料理の店を映したのかもしれません。
ちなみに、Miss Pilotでは、ホキリタマキちゃん演じる手塚晴は、重要な試験の前に必ずノリマキを食べてます(笑)。
by opas10 (2013-12-15 17:18)
opas10さん
韓国も日本も区別がつかないんでしょうね。回転寿司の場合はにぎりがほとんどだったような気がしますが、実際、食べるとなると巻物の方がいいのかもしれません。食べやすいですし。
ミス・パイロットやってますね。噂に聞くだけでまた見たことがないのでして・・・。
by carotte (2013-12-19 16:53)