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古い建物を訪ねて その4 [ブルターニュ地方]

 シリーズの最後は、四世代に渡って続けられて来た、ブルターニュ地方のオーベルジュLes Forges de Paimpontを訪ねます。


Paris_PlelanleGrand.jpg


 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2014年1月10日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


"Vieux établissements" : L’auberge des Forges de Paimpont (5/5) sur WAT.tv

 オーベルジュは、伝説に包まれたブロセリアンドの森の近くにあります。


 ぎしぎし音を立てる木造の階段、木製の食器棚の引き出し、どれも歴史を感じさせます。


 レストランには大時計と暖炉。


 「ここは100年も前から変わりません。お客さまにはこの雰囲気を気に入っていただいています」とオーナーの奥さまのブリジットさん。


 オーナーのジャックさんは厨房です。


 今朝、森で取って来たジロール茸の下ごしらえ中。


 キッチンの窓からは霧に包まれた森が見えていました。


 水と木材の豊富だったこの地域には、かつて製鉄所があったそうです。


 そして、労働者たちは、今のオーベルジュの建物で食事をとっていました。


 初代のオーナーがここにレストランを開業したのが今から110年前のことです。


 当時、大評判だったテリーヌは今も健在です。


 「このテリーヌはウチの宝ですよ。曾祖母が作ったもので、1903年頃のことです」とジャックさん。


 時々お手伝いに来てくれるのがお祖父さんのルシアンさん。ここで生まれたそうです。


 バーのカウンターの中にはお祖母さんのマリールイーズさん。お若いですね。


 レストランの暖炉ではお肉が焼かれてました。


 なにやらフイゴのようなもので火を起こしてました。


 なにしろ、オーベルジュの名前の意味は「パンポンの製鉄所」。


 昔の製鉄所にはフイゴが欠かせなかったのかもしれません。


 ここもまた有名人が訪れていました。


 ジョニー・アリデー、ダジャック・ブレル等々、ゲストブックにはスターのサインと名前が並んでいます。


 お料理はブルターニュ地方の伝統料理がメインです。


 三角のお皿が面白いですね。


 近くに森があるせいか、イノシシやジビエ料理も出るようです。


 翌日には猟にやって来る団体客がここでお食事の予定だそうです。


 厨房では5代目がデザートを準備していました。




******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、学校で子どもたちに、おやゆび姫がコガネムシに連れ去れてからの続きを書かせた。10歳のフロリアンの話はこうだ。『おやゆび姫は道を歩きながら走って来た車を止めて、携帯を貸してくれといいました』」

 

VDM (Vie de merde)より




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コメント 2

opas10

霧に包まれた森がとても幻想的です。厨房からああいった景色が眺められると、自然の恵みを料理に生かしたくなるでしょうね。それにしてもあの豊かな自然と製鉄所って、ちょっと結びつかないです。
by opas10 (2014-01-25 22:10) 

carotte

opas10さん
窓からあんな風景が見られる厨房というのはなかなかないような気がします。こんなに自然に恵まれた場所でお料理を作っているんだなと思ってしまいました。
by carotte (2014-01-30 10:03) 

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