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ロワールのお城 その2 [サントル・ロワール地方]

 シリーズの二回目は、トゥールから20キロほどのところにある、シャンシュヴリエ城(Château de Champchevrier)を訪ねます(下記地図の赤印)。


 このお城は18世紀からずっと同じ一族に所有され、現在もオーナーの住まいとして使われています。

Paris_ClereLesPins.jpg

より大きな地図で ロワールのお城 を表示
 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2014年2月25日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



 朝日に輝くサンシュヴリエ城。


 その朝は、ニワトリではなく犬の鳴き声から始まります。


 すごい数の猟犬。全部で70頭ほどいるそうです。


 毎朝8時、大きな犬小屋の清掃が始まります。


 城は16世紀、廃墟となった城塞の跡に建てられました。1729年に、後にシャンシュヴリエ男爵家となる一族の所有となり、現在も同じ一族の住まいとなっています。


 「私はここで生まれました。当然、この城に思い入れがあります」と現在のオーナーであるピエールさん。


 引退後にこの城で暮らし始めました。


 城の敷地には18世紀の厩舎があります。


 二階に干し草の保存庫があり、必要な時は必要な分だけ一階に落として使うシステムになっています。


 「馬にとっても我々にとっても便利です。こういうシステムは他では見たことがありませんよ」と厩舎担当の方。


 馬は狩猟のない日はここで休んでいるそうです。


 一方、犬たちもいよいよ朝食の時間です。


 すごいですね、犬の群れが整然と食事をする風景は。


 猟犬担当のオリヴィエさん、カリスマドックトレーナーのシーザーさんみたいです。


 「犬はアスリートと同じで、肉体の維持が大切です。それに犬は外で走り回るのが好きですからね」


 ここはもともと狩猟用のお城だったのか、ホールにはたくさんの鹿の角が展示されています。


 このお城はフランス国王ルイ13世がしばらく住んでいたことでも知られています。


 その部屋には豪華なゴブラン織りのタピスリーが7枚飾ってあります。見応えがあります。


 これだけの貴重な文化財を保存するためには、寒さと湿気対策が欠かせないとか。


 やはり維持には大変な苦労と費用がつきもののようです。


 オーナーご夫妻は、18世紀に建てられた別の棟に住んでいます。


 「この城は冬も賑わっているので寂しくはありませんよ」と奥さま。


 冬は狩猟客、夏は観光客と、一年中人の出入りがあるそうです。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

「今日、バスタブでウンチをする癖のあった猫が死んだ。その後、なぜか僕の犬がその癖を引き継いだ」

 

VDM (Vie de merde)より



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コメント 4

yuzuhane

本とこれだけのわんこが一緒に食事する姿はなかなか見ないですね。彼らは狩りで活躍するんでしょうね。
by yuzuhane (2014-03-10 22:24) 

carotte

yuzuhaneさん
これだけの数のわんちゃんたちが一斉に食事をする光景はなかなか見られないですね。同じ種類の猟犬でしたね。走りまわるのが好きみたいですが、よく訓練されてました。
by carotte (2014-03-11 15:51) 

opas10

あれだけの犬が一斉に、生前と食事する様子はすごいですね~。人間よりもちゃんとしているかもです(笑)。
by opas10 (2014-03-18 23:04) 

carotte

opas10さん
この光景はちょっとすごいですね。こんな風にして餌をやるところは初めて見ました。これだけの数になると一匹ずつ餌入れを用意するのは無理ですね
by carotte (2014-03-20 14:11) 

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