フランスvsスペイン [トピックニュース]
日を追って暖かくなってきました。そろそろ桜の開花日が気になります。
さてフランスでは、果物屋さんの店先に赤いイチゴが並び始めました。
このイチゴを巡って、フランスvsスペインの戦いが始まっています。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2014年3月18日に放送)(▸をクリックしても映像が見られない方は→こちら)
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フランスの農家ではイチゴの収穫が始まりました。
ここはオリヴィエさんのイチゴ畑。赤い実をつけているのは、フランスで一番出回っている“ガリゲット”種のイチゴです。
繊細にできたこのイチゴ、人の手が欠かせないそうです。
そんな中、大型スーパーでスペイン産のイチゴが1キロ1.50ユーロで売られていることが分かりました。
しかも、同じガリゲット種のイチゴだそうです。
1.50ユーロと言えばだいたい210円くらいですから破格のお値段です。
オリヴィエさんのイチゴは卸値で、すでに2.50ユーロですからとても太刀打ちできません。
ここでは、最低労働賃金で60人の従業員がこうして毎日イチゴを摘んでいます。
人の手が欠かせないとなると、これ以上従業員を減らすわけには行きません。
それにしてもこの姿勢で毎日となる腰を痛めそうな・・・。
オリヴィエさんのイチゴは店頭では250gで3.90ユーロで売られています。
「これを買いますよ。この地域で作られたものですし、味がいいですからね」と女性客。
「ちょっと高いけど、フランス産のを食べたいですね」と年配の女性。
とは言うものの、これだけ値段に差があるとどうなんでしょう?
不景気なのに電気・ガスは値上がりし、税金までもが上がるこの世の中、スペイン産の1.50ユーロを買ってしまいそうな・・・。
残る問題は、味の違いでしょうか?
それにしても1キロ1.50ユーロのスペイン産のイチゴはどんなお味なんでしょう?
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、僕の彼女は朝の6時に起きて、ネット上で栽培しているイチゴに水をやった」
VDM (Vie de merde)より
今年はフランス40日、スペイン40日行くので、まだ間に合えば比べてみましょう。スーパーでは大体500g、5ユーロ位と記憶していますから、スペイン産は随分安いですね。
蛇足ながら、ブドーは収穫時期の差によるのでしょうけれど、フランスでは、大体、エジプト産、イタリア産の順で出回ってくるみたいです。(イチゴとブドーが大好きで、日本では高くてなかなかお腹一杯食べられないので、ヨーロッパで毎日500gのパックを買って食べています。)
by cycloo (2014-03-19 10:41)
同じものでこれだけの価格差があると結構大変ね戦いではないかと思ってしまいます。でもあんな中腰で頑張っているんですものねえ。地元を応援しようという消費者の気持が支えでしょうね。それにしても1.5ユーロは安いですよね。
by yuzuhane (2014-03-19 17:15)
cyclooさん
ぜひとも食べ比べてみて下さい。ここまで価格に差があるとどんなものなのかなと気になります!ご帰国後の報告たのしみにしてます。ブドウはエジプトからも入ってくるんですね。フランスは農業国とは言っても、こういうものは隣国から安くで輸入されているみたいで、農家の人たちが抗議の運動をしたりしてますね。
by carotte (2014-03-20 15:14)
yuzuhaneさん
1.5ユーロは本当に安いです。スペインではどうやって採算を取っているのやら。あの中腰での収穫は厳しいですね。腰を痛める人もいるんじゃないでしょうかね。そうそう安くはできないですね。やはり質で勝負するしかないのかもしれません。
by carotte (2014-03-20 15:17)
農作業はやはり人出がかかりますね、60人で収穫ですか。機械化出来ない以上は劇的に効率が上がることはないので、労働賃金と安い所との闘いは、品質がよくても厳しいですね。
by opas10 (2014-03-25 23:21)
opas10さん
お米や麦はわりに機械化が出来ますが、イチゴとなると難しいですね。とは言うものの、もう少し効率的なやり方はないのかなと思ったりします。
by carotte (2014-03-30 16:31)