ルバーブ [フランスのグルメ]
セーヌ川にかかる橋ポン・デザール。
いつの頃からかパリを訪れたカップルが、橋の欄干に南京錠をかけ、鍵をセーヌ川に投げ捨て永遠の愛を誓い合うようになりました。
おかげで、大量の南京錠が欄干をおおい尽くしています。
このままでは危険だと、パリ市長がついに動き出しました。
南京錠は禁止!
とは言うものの、その代わりに何か代替え案はないか?とおっしゃっているそうです。
観光はパリの一大産業。南京錠の名所は単純に禁止すればいいというものでもなさそうです。
何か良い案がみつかるといいのですが・・・。
さて、本日の話題は、今が旬のルバーブです。
日本ではあまり馴染みがありませんが、欧米ではジャムやお菓子の材料として使われています。
野菜のような果物のような植物はいったいどんな姿をしているのでしょう?

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2014年5月28日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出て来ない場合はウィンドウの下の文字をクリック)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
あるお宅のお庭を訪ねると・・・ありました、ルバーブが。
根と葉っぱの部分をカットして茎の部分だけを使います。
何を作るかと言えば、ルバーブのタルト。
まずはスライスして、さっと湯がきます。酸味が強いらしく、その酸味を取るために、こうして軽く茹でるそうです。
ルバーブのタルトに欠かせないのがミゲーヌ・ソース(migaine)。玉子とクリームと砂糖を混ぜたソースだそうです。
これを、タルト生地にのせたルバーブの上からかけ、オーブンで焼き上げます。
さて畑ではルバーブの収穫の真っ最中。毎年、12000株がこうして刈り取られます。
刈り取られたルバーブは、マシーンで砕かれ、プレス機でジュースにされます。酸味の強いジュースだそうです。
これに砂糖を加えてビンに詰められ出荷されます。
また、この砂糖を加えたジュースを発酵させてワインにもするそうです。
ルバーブのワイン、美味しそうに試飲してましたが、どんなお味なんでしょう?気になります。
毎年6万本が世界に輸出されるそうです。ということは日本にもやってきているかもしれません。
最後は、焼き上がったタルトを皆さんで召し上がっていました。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、スーパーに買い物に行くと、娘が叫んだ。『わあ〜、すり身のヨーグルトって売ってるんだ!』それを言うなら、ルバーブのヨーグルト。19才にもなって、お恥ずかしい」
VDM (Vie de merde)より
一見、姿かたちはフキのようですが、タルトになったりジュースになったり、はたまたワインになったり、なかなか万能野菜「果物)のようで驚きです。フランス人のつぶやきからするとヨーグルトにも入るんですね~。
by opas10 (2014-06-01 22:56)
今が旬ですね。
市場でたくさん売られてました。
畑ではあまり育たず。アスパラと同様、年数経たないとだめですね。
酸味が爽やかです。
by orange (2014-06-02 21:16)
opas10さん
ほんとにフキのような植物ですね。砂糖でぐつぐつ煮てお菓子に使うことが多いようですが、ワインにしているというのは初めて知りました。独特の香りがありそうです。
by carotte (2014-06-05 15:44)
orangeさん
酸味と香りが特徴ですね。そう言えば映像で自然に生えてると言ってました。あのルバーブ畑は人が作ったものではなく元々の生育地だったようです。
by carotte (2014-06-05 15:46)