イタリアの湖を巡る旅 その4 [イタリア]
梅雨明け前の今頃から大型台風がやって来ると聞いてちょっと心配です。あまり大暴れしないで静かに通り過ぎて行ってくれるとありがたいのですが・・・。
さて、シリーズの四回目は、3つの人工湖に囲まれた世界遺産の町マントヴァを訪ねます(下記地図の黄印)。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2014年7月3日に放送)(▸をクリックしても映像が出て来ない場合はウィンドウの下の文字をクリック)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
マントヴァ城を始めとする河畔に立つ建物群。
モンテスキューはマントヴァのことを「もう一つのベニス」と呼んだそうです。
この美しい街並が世界遺産に登録されています。
そんな町の中心街にあるのがこのカフェ。常連客の一人がフィオーナさん。
「もう20年も前から通ってます。居心地が良いんですよ。コーヒーは美味しいし、雰囲気も素敵でしょ。それにお友達もたくさんいるんです」
お店を出て町をぶらぶらしていると、世界遺産にふさわしい、これぞイタリアという美しい建物が次から次に登場します。
一階がアーチ型の回廊になっているのがドゥカーレ宮殿。
みどころはフレスコ画と中庭。
ここは、14世紀から18世紀にかけてマントヴァを支配していたゴンザーガ家の館でした。
「この部屋はヴェルサイユ宮殿を彷彿とさせます。刺激的で洗練された芸術性があり、ゴンザーガ家の芸術に対する理解は、ヨーロッパ中に知れ渡っていました」とガイドの女性。
12世紀まで、マントヴァには小さな川が流れていました。
町の防衛と水運の改善のためにダムが建設され、その結果、3つの人工湖が生まれました。
それが、スペリオーレ湖、メッツォ湖、インフェリオーレ湖です。
リッカルドさんは毎日この湖を往来しています。時にはベニスまで行くこともあるとか。
「ベニスにはこのボートで定期的に行っています。この方が早いんですよ。一日あれば問題なく行って来られますよ」
そして、釣り竿を持って静かでのんびりとした湖を楽しむ人たちもいます。
「ここの風景は一日で様々に変化します。朝は独特の輝きがありますし、夜は星がでてとてもいい雰囲気です」と男性。
マントヴァが世界遺産に登録されたのは2008年のこと。
最後に登場した湖畔の眺めは、やはりベニスに似てますね。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、カフェに座って一人でコーヒーを飲んでいると、ものすごい美人がやってきて、空いている椅子を指して言った。『ここ、いいですか?』大喜びで、置いていたコートを引き取り座れるように空けてやると、その美人は椅子を持って別のテーブルに行ってしまった」
VDM (Vie de merde)より
モンテスキューとは懐かしい名前が出てきましたね!!ロマネスクな宮殿やフレスコ画が本当に美しいです、さすがイタリアです。
by opas10 (2014-07-13 20:38)
opas10さん
モンテスキューさん、教科書によく登場しました。
ここは世界遺産の町だけあってお宝がいっぱいありますね。これだけの宮殿が作れたということは、昔は経済的に豊かな地域だったということでしょうか。
by carotte (2014-07-17 11:21)