有名人の家を訪ねて その1 [プロヴァンス地方]
今日から、4回のシリーズで有名人のお宅を訪ねます。
有名人と言っても、だいぶ前に亡くなられ、今では歴史上の人物になっているような方々です。
第一回目の今日は、「ノストラダムスの予言」で知られるノストラダムスが暮らした家を訪ねます。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2014年9月8日に放送)
ここは南仏の町サロン=ドゥ=プロヴァンス。
町にはノストラダムスにまつわる物があちこちに散らばっています。
そして、“ この家で、ミッシェル・ノストラダムスが暮らし、亡くなった ”というプレートが貼ってある建物がその家です。
入り口を入ると係の方が中を案内してくれました。
ノストラダムスが1547年から19年間ここで暮らし、6人の子供を育て上げ、あの予言書を書き上げました。
部屋の中にはその時の様子が再現されています。
「ここがノストラダムスが仕事をしていた部屋です。彼を記念する部屋であると同時に、研究室でもあり、様々な文書や書籍が保存されているのです」
ノストラダムスは医師でしたが、天体に魅了されていました。
そして何年もかけてあの予言を書き上げたのです。
螺旋階段の壁に印刷されていたのはその一部。
見学の方が熱心に読まれていましたが、問題はその解釈です。
読むのは読めても、何を言わんとしているかを解読するのは少々大変です。
町ではノストラダムスを研究している人が大勢いますが、その中の一人がパスカルさん。
現在ノストラダムスの本を書こうとしているため、彼の家を定期的に見学しています。
「無関心ではいられない人物です」とパスカルさん。
哲学者、医師、天体科学愛好家と、いくつもの肩書きを持つノストラダムスは、1566年にこの家でなくなりますが、彼の残した予言書は今でも解読が続いており、謎が残されているそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、バカンスにでかけた隣近所の家の鍵を預かって、自分がバカンスに出かけられなくなってしまった」
VDM (Vie de merde)より
ノストラダムス、懐かしいです。一時、テレビを独占しましたよね。それで、私も乗せられて本を読みましたが、あの詩は解釈次第で何とでも言えそうでした。ま、予言のとおり、地球が終末を迎えなくて良かったです。その後でしたか、オウムのような得体のしれないものがでてきました。長い目で見れば、時代の背景にそんな流れがあるんでしょうか。
by t-toshi (2014-09-14 13:06)
こんにちは。
誰にでもわかる予言を書いていれば良かったんでしょうね。
by 恐怖のグルコサミン (2014-09-14 15:23)
一時日本でもすごいブームになりました、ノストラダムスの予言。趣のある住みやすそうな町に暮らしていたのですね。だから、6人もの子育てをしながら、研究ができたのでしょうか。
by opas10 (2014-09-16 23:32)
t-toshiさん
ほんと懐かしいですね。ノストラダムスと言えば=世界の終わり!だったことがありました。私の方はテレビで取り上げられている部分しか読んでいませんが、いかようにも解釈できそうでした。オウム事件はそのあとでしたっけ。
by carotte (2014-09-21 14:23)
恐怖のグルコサミンさん
天体を見ているうちに神秘の世界に入り込んじゃって、こんなものを書いてしまったのかも。
by carotte (2014-09-21 14:26)
opas10さん
ノストラダムスというと空恐ろしいイメージですが、こんなのんびりしたところで暮らしていたみたいです。しかも子だくさん。意外でしたね。
by carotte (2014-09-21 14:28)