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サン=ジェルマン=デ=プレ その1 [パリ]

 Mac OS X Yosemiteにバージョアップしたところ、スクリーンセイバーの設定がどうもうまくいきません。


 自分で撮った写真集に設定しても、すぐにデフォルトのNational Geographicの写真に戻ってしまう。バグの一つじゃなかろうか・・・。


 プロの写真は確かに美しい。しかし、自分のパソコンのスクリーンセイバーは、素人の自分の写真でないとどうもしっくりきません。このバグ、早く直してもらいたい!


 それはさておき、今日から3回のシリーズでパリのサン=ジェルマン=デ=プレを紹介します。


 第一回目の今日は、生活の匂いのするサン=ジェルマン=デ=プレを訪ねます。

Paris_Paris.jpg




 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 3で2014年7月1日に放送)




 戦後間もない頃のサン=ジェルマン=デ=プレは、サルトルやボーヴォワールを始め多くの知識人や、俳優やミュージシャンなどが集まる界隈として知られていました。


 しかし、今は多くのツーリストがやってくる場所として有名です。


 そして、この界隈で生活している人の数は5,300人ほど。


 緑の帽子の男性は、この界隈では顔なじみ。カフェのお客さんともビズ(頬に軽くキスをする)で挨拶を交わすほどです。


 というのも、こうして毎日ビュシー通りで新聞売っているからです。


 「この界隈に住んでいる人は皆顔見知りですよ」とカフェのお客様。


 新聞売りの男性は、42年前にパキスタンからパリにやってきたそうです。カフェからカフェへと歩き回って新聞を売っています。


 「ここはいいところですよ。小売店や本屋さんが並んでて、値段も高くないです」と新聞売り。


 通りを少し移動すると、市場がありました。


 「本屋さんがあっていいですよ。私は本を読むのが好きですから」と女性。


 「ここは昔は作家たちがたくさんいたところですからねえ」と別の女性。


 「皆顔見知りで散歩すると楽しいですよ」とお店の男性。


 サン=ジェルマン=デ=プレはパリ6区の北に位置しています。


 もう古くからこの界隈に住んでいるリリアンさんのお宅を訪ねました。


 「この雰囲気が好きなんです。ニューヨークやサンフランシスコを思い出します。住み心地がいいんですよ」


 リリアンさん、世界中をあちこち回った方???


 そして、サン=ジェルマン=デ=プレといえば、あの有名な2つのカフェ。


 どちらも長い歴史を持つカフェですが、昔と今ではお客様の種類が違うそうです。


 今は、やっぱりツーリストが多いのでしょうね。

 

 


******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、地方紙の表紙に私の写真が載った。写真を撮られた瞬間にあくびさえしていなければ、みんなに自慢できたものを・・・」

 

VDM (Vie de merde)より




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コメント 4

huck

地元の人たちが、気軽に立ち寄れるカフェがあるというのはいいですね。フランスを旅して、本当にうらやましいです。私の場合は、どこか遠くのバーへでも行かなければ顔見知りではなかったりして。(これも昔の話ですが)
by huck (2014-10-24 12:17) 

carotte

huckさん
フランスは小さな村でも必ずカフェがありますね。村人の社交の場なのでしょう。日本にもカフェはありますが、フランスとは性質がちょっと違う気がします。フランスはおしゃべり好きなんでしょうかね?
by carotte (2014-10-25 21:17) 

opas10

新聞売りの男性、本当にそれだけで生計が立てられるのか疑問に思ったのですが、最後の方で随分売れているのを見て納得です。カフェの文化が根付いているパリならではの商売かもしれませんね。
by opas10 (2014-10-25 23:36) 

carotte

opas10さん
新聞はある程度売れていそうですが、生活としては裕福ではないでしょうね。なんとか生活を続けられるくらいって感じじゃないですかね。フランス人は本当にカフェをうまく利用してるなと思います。
by carotte (2014-11-01 10:16) 

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