ヴァン・ドゥ・パイユ [フランシュ=コンテ地方]
風邪を引き込みまして、ブログの更新ならずでした。
さて、今週木曜日は聖人サン・ヴァンサンの日。
サン・ヴァンサンはワイン農家の守護聖人ということもあって、先週末には各地でお祭りが開催されました。
その中の一つ、フランス東部ジュラ県の小さな村アルレー(Arlay)の様子を見てみましょう。
ここはヴァン・ドゥ・パイユ(vin de paille)(藁のワイン)というワインの産地で知られています。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年1月19日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが原因のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ステージの上では古いプレス機でブドウが絞られています。
ブドウは9月に収穫され今日まで干して保存してありました。
絞ったブドウジュースは集まった人たちに配られます。
「甘くて美味しいですよ」と皆さん。
村の教会の鐘の音を合図にパレードが始まりました。
神輿にブドウと一緒に乗せられているのがサン・ヴァンサン。素朴ながら趣のある像です。
赤と黄色のガウンをお召しの方々は、例のコンフレリ(愛好協会のような団体)。
このコンフレリが広報に務めているのが、村の特産ワイン、ヴァン・ドゥ・パイユ。
グラスの中で黄金色に輝いています。
作り方は普通のワインとはちょっと異なります。
9月に収穫されたブドウを、こうして藁の上で6週間ほど干した後、プレス機で絞り発酵させ樽の中で熟成されたのがこのワインです。
藁のワインと言われるのはそのためです。
しかし、今では藁は使われていないそうです。こうして吊るしておくそうです。
こうすることで糖分が凝縮されるのだとか。
ワイン農家のジャン=フランソワさんのワイン蔵には古いワインが貯蔵されています。
よく見ると1815年や1849年のヴァン・ドゥ・パイユがあります。200年前のワイン、すごいですね。
「このワインには、生のブドウや砂糖漬けしたブドウの味が残っています」とジャン・フランソワさん。
甘いワインのヴァン・ドゥ・パイユは、食前酒として人気があるそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、自販機で、“砂糖なしコーヒー”を選んだら、“カップなしコーヒー”が出てきた」
VDM (Vie de merde)より
風邪は大丈夫でしょうか。後もお大事になさってください。le van de paille ほんと藁色でした。藁の上に6週間も干したら香ばしくなりそうですね。現在のつるすやり方でも甘味が凝縮されるんですね。saint-vincentの像、なんか素朴で、親しみがありました。
by yuzuhane (2015-01-23 08:35)
風邪大丈夫でしょうか?今はやっていますのでお大事にしてくださいね。
by みぃにゃん (2015-01-23 23:05)
こちらはインフルエンザ大流行中です・・・お大事に!
by rabbit (2015-01-24 13:43)
yuzuhaneさん
ありがとうございます。やっと回復して元に戻りました。
甘みが凝縮されたブドウのジュースは美味しそうでした。藁の上で干したら、ほんとに香ばしくなりそうですね。
saint-vincentの像は素朴で味があって、なかなか良かったです。
by carotte (2015-01-31 17:50)
みぃにゃんさん
ありがとうございます。流行ってたので気をつけていたつもりなのですが、やられてしまいました。なんとか回復して元の生活に戻ったところです。
by carotte (2015-01-31 17:52)
rabbitさん
ありがとうございます。ただの風邪だったのですが、かなりしつこかったです。健康って大事ですねえ〜。
by carotte (2015-01-31 17:53)
自分はインフルエンザでしたが幸い一晩で回復しました。風邪が長引くとツラいですね、まだ寒い日が続きますのでお大事になさってください。
200年前のヴァン・ドゥ・パイユは、どんな味なんでしょうね!
by opas10 (2015-02-02 23:05)
opas10さん
ありがとうございます。すっかり元気になって普通に戻りました。それにしてもインフルエンザで一晩で回復は幸運でしたね。
200年前のヴァン・ドゥ・パイユのお味は気になりますねえ〜。
by carotte (2015-02-05 10:42)