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続・故郷のキャンディ その5 [フランスのお菓子]

 今年の東京は、寒いわりには雪が思ったほど降っておりません。


 いつも3回くらいどさっと降って道路のわきに何週間も汚れた雪が残っていたりするのですが、今年はさっぱりです。


 このまま冬が終わってしまいそうな・・・。


 それはさておき、キャンディ・シリーズの最後は、のど飴の登場です。


 生まれたのは400年近く前のこと。

Paris_MoretSL.jpg


 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年2月20日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

 この黄金色に輝いているのがキャンディの生地(きじ)。数百年も前からこうして作られてきました。


 キャンディの名前はシュークル・ドルジュ(sucre d’orge)(大麦の砂糖という意味)。


 これもまた手作りです。


 こうして水と砂糖を混ぜて熱しますが、結晶ができないようにお酢も加えます。


 できあがった生地には色が付いています。何か加えるのでしょうか?


 シュークル・ドルジュは、1638年、フォンテーヌブローの南東の村モレ=シュル=ロワンにあるベネディクト派の修道院の修道女の手によって作り出されました。


 修道女たちは、大麦を煎って煮出した液体を飴の生地に加えると黄金色になり、甘いシナモンのような風味が生まれることに気がついたのです。


 そして、この飴を舐めると喉のイライラが鎮まるのでした。


 そのため、長時間誓いの言葉を読み続ける僧侶や説教師に食べられていました。


 フランス革命後に修道院がなくなるのと同時にこのキャンディも姿を消しますが、第二帝政時代に復活し、ナポレオン3世が大変気に入っていたとか。


 中世の面影を残すモレ=シュル=ロワン村。なかなか風情がありますね。


 この古い建物でキャンディは販売されています。


 その向かいにあるのがノートル=ダム教会です。


 12世紀〜15世紀にかけて作られたゴシック様式の教会。このキャンディはキリスト教と深く結びついているようです。


 現在、シュークル・ドルジュを製造している会社のオーナーがダニエルさんです。


 年間4トンを製造し、毎年、コンスタントに売れているそうです。


 風情のある美しい村で作られている宝石のようなのど飴でした。

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 


「今日、8歳になる娘が近くの通りで50ユーロ札を見つけた。この出来事に興奮した娘はお隣さんにもお札を拾ったと話した。するとお隣さんがその50ユーロは自分のものだという。で、結局、娘はお札と引き換えにキャンディをもらって帰ってきた」


 

VDM (Vie de merde)より




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コメント 2

opas10

なんとも美しいキャンディーですね。そして修道院が元祖と聞くと、なぜか余計に有難味を感じてしまいます(笑)。
by opas10 (2015-03-07 15:30) 

carotte

opas10さん
シンプルで透明感があって美しいですね。喉のよさそうなのが伝わってきそうです。昔の修道院はこうしていろんなものを作ってたんでしょうね。
by carotte (2015-03-14 11:59) 

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