ポイントカード [トピックニュース]
日本にポイントカードがあるように、フランスにも同じようなカードがあります。
こちらはcarte de fidélité(「お得意様カード」)と言いますが、仕組みはポイントカードと全く同じ。
フランスでは少なく見積もっても5,000万枚ものポイントカードが流通しているとか。
ちなみにフランスの人口は6,600万人。
カードがあると特典あったり、ポイントが貯まったり。一見、お得な感じがしますが、ほんとにお得なんでしょうか?
フランス西部の都市ナントを訪ねました。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年2月24日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
お財布にどんどん溜まっていくポイントカード。80%のフランス人が3枚は持っているそうです。
しかしポイントカードはほんとにお得なんでしょうか?見極めるのは簡単ではありません。
「お金にするとわずかな額ですが、月末に貯まるとちょっと嬉しいですね」と年配の女性。
「作るのはタダですから持ってますよ。ほんとにお得かどうか時々疑問になりますね」と若い女性。
ポイントが貯まると様々な賞品がもらえることもあります。しかし、いろいろ買わないとそこまでは溜まりません。
たとえば、とあるスーパーで10ユーロ分をもらうためには3,450ユーロの買い物をしなければなりません。
「家族がいてまとまった買い物をする時には得だと思います。私は一人なんでたいして得にはならないきがしますけどね」と女性。
調べによると、ポイントは買い物総額の0.3%しかつきません。日本も似たり寄ったりですね。
映像に登場した商品にはボーナスポイントが65ポイントつくそうです。
これも日本も同じ。スーパーに行くと特定の商品に同じようにボーナスポイントがついていることがあります。
そして、お店のポップには「カードがあれば毎日5%引き」とか、「2月19日(木)はポイント3倍」なんて書いてあります。
なあんだ、やっぱり日本と同じ。今やグローバル化がポイントカードにも及んでました。
ポイントカードを作るのにお金はかかりませんから、消費者にとっては失うものはありません。
5円、10円を少しずつ貯金箱に貯めていくようなものと思えば、ないよりはマシでしょうか?
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、洋服のお店のポイントカードをもらった。カードによると誕生日にはなんだかすごい特典があるらしい。でも・・・その日は祝日。お店は休み」
VDM (Vie de merde)より
自分も単身赴任して主婦をやるようになってから、財布の中にやたらとポイントカードが増えました!
by opas10 (2015-03-07 15:42)
opas10さん
差し出されるままにもらってしまうと後から大変ですよね。お財布がはカードで膨らむ一方。いざという時に出てこなかったりします。
by carotte (2015-03-14 12:05)