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スイスの美食 その4 [スイス]

 シリーズの4回目は、ミシュラン二つ星のレストランのシェフが地元の食材を使って、洗練された料理を作ってくれます。

Suisse_LeNoirm.jpg

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年2月26日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



 フランスと国境を接するル・ノワルモン村(Le Noirmont)。


 18世紀末から19世紀初頭にかけてはフランスの領土だったようです。


 標高1000mほどにある冬の村はやっぱり雪に覆われていました。


 そんな村にあるのがシェフの名前を冠したレストラン付きホテルGeorges Wenger Restaurant & Hôtelです。


 この方がそのシェフ。


 「歴史、豊かさ、村の人々。この村からは少しずつ様々なことを学びます。そうしてこの地に根をおろすことになるのです」


 シェフのジョルジュさんが訪れたのは羊を育てている農家。ここの羊は黒かこげ茶色をしています。


 「ここは雪が多いですからね。羊は一年のうち半分は室内で育てます。エサは、干し草、草の芽、シリアル。すべてこの土地で生産されたものです」と農家の方。


 「生産者の方を直接知っていますから安心なんです。ここにこれだけいい食材があるんですから、他から仕入れる必要なんてありませんよ」とシェフ。


 というわけで、本日の食材はこの子羊のお肉。


 材料はこのほかにサフラン、フェンネル、かぼちゃ、そら豆。


 まずは野菜を準備。かぼちゃはみじん切りに。そら豆をさやから取り出し、フェンネルは縦二つに切り、それぞれバターを溶かした鍋で炒めます。


 次に、小麦粉と玉子で生地を作り、どうやらおろし器でぼろぼろにおろすようです。


 これをお湯で茹でたら、バターを溶かした鍋で炒めます。


 ここまで出来たところで、子羊の肉を焼きます。使うのはあばら肉ともも肉。


 周りがカリッと焼けたところで、多めのバターを加え、肉にかけながら仕上げていきます。


 最後に180℃のオーブンに5分間入れます。中がピンク色でおいしそう。


 お皿に盛りつけたら、子羊のフォン(出汁のようなもの)にサフランとにんにくで味付けしたソースをかけて出来上がり。


 春を先取りしたようなお料理に仕上がりました。


 お客様のこの表情。かなりおいしそうです。


 お店のお料理は他にも、仔牛の胸腺やフォワグラを使った料理も登場しました。


 そしてデザート。説明がないのでよくわかりませんが、食欲をそそりながらもアート作品のように美しいデザートでした。


 


******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、バレンタインデーに素敵なレストランで食事をしようと彼に提案した。すると彼が言った。『君はどうかしてるよ。その日は日曜日だよ。テレビでThe Voiceをみなくっちゃ!』」

 

VDM (Vie de merde)より




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コメント 2

opas10

スイスでようやくチーズと牛乳以外の普通の御馳走に出会えました!(笑)
by opas10 (2015-03-07 16:22) 

carotte

opas10さん
そうなんですよ〜、やっと雰囲気の違う料理が登場しました。
さすがにミシュラン2つ星のレストランでした。
by carotte (2015-03-14 12:22) 

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