小さなお城 [ノルマンディー地方]
桜の木のある近くの公園に行ってみたところ、まだまだ蕾は固く、開くまでにもう少々時間がかかりそうです。
さて、フランスには大小様々なお城が残っていますが、最近、小さいお城を購入する人が増加しているとか。
ノルマンディ地方のお城を訪ねてみました。
下記ウィンドウの▸をクリックしてビデオをご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年3月21日に放送)
19世紀のお城。離れが4つもついていて、寝室は合計22室あります。
これが479,000ユーロで売られています。
見学しているのはパリからやってきたご家族。
「この額なら、パリでせいぜい50〜60㎡の、ロケーションのいいアパートが買えるくらいですね」とお父さん。
「これくらいのお城が中流階級に人気です」と案内してきた不動産屋さん。
最近、この規模のお城の値段が下がってきているとか。
あるお城は5年前まで120万ユーロだったのが、今では50万ユーロに。
別のお城は70万ユーロだったのが、468,000ユーロに値下がり。
値を下げ始めたのは2008年頃から。
「今は、購入する側が選ぶ時代になりました」と別の不動産屋さん。
日本円にすると6,000万円くらいでお城が手に入るといことになりそうです。これなら手が出ないわけではないですね。
ギヨームさんもこういった手頃な値段のお城を手に入れた一人です。広さは900㎡ほど。
しかし、使えるようにするためにはリフォームが必要。
屋根を直したり、電気を通したり・・・。毎年、購入額の10%に費用がかかるとか。
ギヨームさん、どうやら自力でリフォームに挑戦していらっしゃるようで、ある時は大工さん、ある時は電気屋さん等々にならなくてはならないとおっしゃっていました。
必要経費を捻出するためにコンサートを開いたり、健婚式の会場として提供したりしているそうです。
今年の夏は11件の結婚式が開かれる予定です。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、結婚25周年の記念日。夫がディスニーランドに出かける計画を立てた。しかし・・・インフルエンザのウイルスにやられてそのままベッドへ。で、私は結局、シンデレラのように、お城へ行く代わりに家の掃除に明け暮れたのだった」
VDM (Vie de merde)より
いくらお城自体の値段が下がっても修復にまたお金がかかりそうですから、なかなか大変ですね。自分でやるというのも一つの手ですね。あちらの方は家のリフォームを自分でやる方が多くて、そのための道具やグッズもすごい品ぞろえだと聞きます。もともとその感覚があるから自分で考えるんでしょうが・・・道はるかでしょうか。
by yuzuhane (2015-03-23 21:05)
京都の桜もまだ時間がかかりそうです。
欧米では、自宅も自分でリフォームするので、お城といえどもDIYで補修しちゃうのですね。それもまた楽しみのひとつなのかもしれません。
by opas10 (2015-03-23 22:58)
yuzuhaneさん
結局、そうなんですよね、手に入れたあともいろいろ手を入れないといけないのでお金がかかりますねえ。確かに、あちらは自分でやるのが一般的ですね。そのための道具や材料を売るお店も充実してます。パリのBHVなんかもその一つですよね。見ているだけでも面白いです。時間をかけてリフォームするのも楽しみの一つなのかもしれません。
by carotte (2015-03-29 12:22)
opas10さん
東京の桜、やっと咲きました。京都も同じでしょうか?
どうもリフォームは楽しみの一つになるようで、自分でやるのが普通みたいですよ。出来上がったら嬉しさのひとしおでしょうね。
by carotte (2015-03-29 12:25)