空飛ぶ自動車 [トピックニュース]
昨日紹介したエルミオヌ号。大統領も見送りにくるほどの盛況ぶりでした。
ちょうど出発地点となった人口4000人ほどの小さな村には、4万人もの見学客が集まり、ちょっと大変だったようです。
そして、出発のようすはテレビの生中継で全国放送されました。
プロジェクトがスタートしてここまで来るのに18年の歳月が流れました。ぜひとも航海を成功させて帰ってきてほしいものです。
さて本日は、空と陸の両方を兼ね備えた空飛ぶ自動車のお話です。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年4月16日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出て来ない場合はウィンドウの下の文字をクリック)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
道路を走る一台の車。車輪が4つに運転席が一つ。普通の車と変わりありません。
しかし・・・この車、こうして翼が左右に広がり、110キロほどで走ればふわりと空に飛び立ちます。
その空飛ぶ自動車がモナコのモンテカルロで一般公開されています。
「私が初めて空飛ぶ自動車を見たのは映画の中でしたよ。実際に作れるとは思ってもみませんでした」と男性。
「これなら渋滞なんておきないかもしれないですよね(笑)」と女性。
翼を出すためには運転席のボタンを押すだけ。ほんの2分ほどで飛行機に変身するそうです。
ちょっと面倒なのは、車の免許だけでなくパイロットの免許が要ること。
さらに問題なのはそのお値段。まだきちんとした値段はつけられていませんが、“天文学的数字”だそうです。
とは言うものの、2年以内には商品化されるといいます。
「車と飛行機で移動しながら仕事をしている人たちが大勢います。そういう人たちはより便利な交通手段を必要としていますよ。それにこれは中距離の移動手段として非常に適しています」と、この自動車を製造している会社の方。
製造元はスロバキアのAeromobil社。
この空飛ぶ自動車は、パリ=マルセイユ間を4時間で結ぶそうです。
高速道路を滑走路代わりに走る自動車がふわりと空に飛び立ち、目的地の高速道路にふわりと着陸し、何事もなかったように、そのまま走り去るなんて時代がやってくるのかもしれません。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、あまりに疲れて仕事から帰ってきたせいか、家の前に車を止めたまま、車の中で寝込んでしまった」
VDM (Vie de merde)より
Qが発明するボンドカーみたいですね。パリマルセイユが4時間ならTGVより早いですね。
by yuzuhane (2015-04-19 06:36)
yuzuhaneさん
どこかで似たような映像を見たことがあると思ったら、ボンドカーでした!アナウンサーもジェームスボンドと言ってました。この空飛ぶ自動車なら着の身着のままでパリからマルセイユまで4時間でいけますね。
by carotte (2015-04-19 14:43)
ついにこれが現実になる時代が来ましたか!!これ、推進力は何なのでしょうね、プロペラでもないし、見たところジェットエンジンもなさそうだし、ちょっとミステリアスです。
by opas10 (2015-04-26 22:58)
opas10さん
陸路も空路も同じエンジンを使うらしいんですが、なんだかグライダーが飛んでるみたいに見えますよね。胴体のお尻の方でプロペラが回っているようにも見えました。
by carotte (2015-05-02 12:05)