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テラスで頂く夏のご馳走 その1 [フランスの郷土料理]

 今日から5回のシリーズでフランス各地の夏の料理を紹介します。

 

 第一回目の今日は、バスク地方の料理シピロン・ア・ラ・プランシャ(chipirons à la plancha)(イカの鉄板焼き)です。 

 Paris_Guethary.jpg


 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年6月22日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



 バスク地方の大きな茶色のチーズ。羊の乳から作ったアルディ=ガスナ(Ardi-Gasna)です。


 付け合わせのリゾットに使います。


 メインは小ぶりのイカ。


 まずはチョリソをスライス。次に赤ピーマンを刻みます。


 イカは水でよく洗い、外側の薄皮を取り除きます。


 熱く熱した鉄板に、イカ、刻んだ赤ピーマン、チョリソを一度にのせ、さっと火を通します。


 「数分で火が通ります」とシェフ。


 最後に特製のソースをさっとかけたら出来上がり。


 ソースは、オリーブ油に刻んだパセリとニンニクを入れたペルシヤード(Persillade)と呼ばれるソース。


 海の幸に合いそうなソースは誰にでもつくれそうです。


 次に付け合わせのリゾットを用意します。


 お米に火が通ったところで、さきほどの羊のチーズと生クリームを加え、仕上げます。


 お皿に盛りつけたら、最後にエスプレットのパウダーをひと振り。


 エスプレットは、AOC付きの唐辛子。バスク地方の特産品です。


 唐辛子と言っても、辛さより香りが優っているのがその特徴です。


 こうして出来上がったイカの鉄板焼きは、海の幸と肉が見事に融合した一皿となりました。


 バスク地方に昔から伝わるこの料理、人気の一品だそうです。


 「とてもよくできた料理です。チョリソが出過ぎず、イカの味がしっかり楽しめます」


 「とっても美味しいですよ」


 テラスで海を眺めながらいただけばさらに美味しいことでしょう!

 


******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、急いでいたので、パスタを作って食べることにした。塩とオリーブ油を用意し、パスタが茹で上がったら火が止まるようにセット。鍋を火からおろし、水切りボウルにパスタを移そうした瞬間、気がついた。鍋にパスタを入れるのを忘れた!」

 

VDM (Vie de merde)より




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コメント 2

opas10

あとはイカの内臓を混ぜて炒めると、日本酒に合う味になりそうな(笑)
by opas10 (2015-06-30 22:57) 

carotte

opas10さん
確かに、日本酒に合いそうな料理になりそうですね。番組の料理だと、ロゼなんかが合いそうですね。
by carotte (2015-07-05 16:15) 

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