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ギリシャについての嘘と真実 [トピックニュース]

 ギリシャ人は怠け者、税金を払っていないのに高額な年金をもらっている等々、フランスでは、ギリシャについて様々なことが言われてきました。


 しかし、それは本当なのでしょうか?


 フランスのTV局Franceinfoの記者が、実際はどうなのか解説してくれます。


[新月] 税金を払っているのは公務員だけ。ブ〜ッ[バッド(下向き矢印)]


 そんなことはありません。労働者の3分の2が民間企業や公職で働いており、収入から税金が差し引かれています。


 とは言っても、個人事業主などフリーで働いている人たちがわりに簡単に税金の徴収を免れてしまうという実態もあるそうです。


 税金や社会保険料などの徴収漏れは、ここ数年で積もり積もって760億ユーロ(約10兆5000億円)以上に達するとか。


[新月] ギリシャ人は社会保険料を不正受給している。ブ〜ッ[バッド(下向き矢印)]ピンポーン[exclamation]


 2012年のウォールストリートジャーナルによれば、アドリア海南部のとある島では、700人もの視覚障害者がおり、その中にはタクシー運転手などもいたとか。


 さらに、別のソースでは、100歳前後の人口は2,665人しかいないのに、100~110歳の年金受給者が少なくとも8,500人もいたという話もあります。


 しかし、このようなことが実際にあったとしても少数派であり、問題はもっと別のところにあるとか。


 個人的なつながりがあるため、大きな不正をはたらいている人々を政治家が厳しく取り締まってこなかったことがこの結果を招いたとする人もいます。


[新月] ギリシャ人は他国に比べてあまり働かず怠けている。ブ〜ッ[バッド(下向き矢印)]


 「問題は、ギリシャでは人々が十分に働いてないということだ」と前大統領のサルコジがテレビで発言したのがきっかけで、フランス人の多くがそのようなイメージを持つようになってしまったようですが、それは間違い。


 調べによると、2014年に関して、ギリシャ人は一週間で40.6時間働いており、EUの中でも一番長かったそうです。


 念のため付け加えると、働きたくても働けないという失業者は26%にも達しています。



 さてギリシャのお話はここまでにして、本日の動画をご覧ください。


 ボルドー近郊の町で、ドローン映画祭(ドローンで撮影した映画)が開催されました。


 この時、賞を受賞した5つの作品を3分ほどのビデオにまとめました。


 下記ウィンドウのをクリックして動画をご覧下さい。(2015年7月11日に公開)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 


「今日、長椅子に座ってホラー映画を見た。画面が真っ暗になって思わず私が飛び上がると、うちの猫がきょとんとして見ていた」

 

VDM (Vie de merde)より



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コメント 2

opas10

ギリシャ人の労働時間がEUの中で一番長い、というのはものすっごく意外でした!その割に経済成長していないということは、時間の割に生産性が上がっていない、ということなのでしょうか。
ドローン映画祭のビデオ、見いってしまいました。モンサンミシェルの美しさがとておも印象的です。
by opas10 (2015-07-26 21:07) 

carotte

opas10さん
意外なほどギリシャ人って働いているようなんですよね。その結果がこれですから、それがあまり実を結んでいないということになりそうです。でもこれからが踏ん張りどきですね。
ドローンの映像はちょっと新鮮ですね。同じ物でもぜんぜん違う物に見えてきます。モンサンミッシェルはドローンで見たらさらに美しかったです。
by carotte (2015-08-02 14:11) 

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