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絵つきリンゴ [トピックニュース]

 昨晩もきれいな月が見えていました。

 

 中秋の名月は一昨晩。昨晩は十六夜。

 

 確かにいつもより大きく見えました。

 

 欧米ではスーパームーンと皆既月食が一度に起きると大きな話題になっていました。

 

 皆既月食が始まったのはフランスの時間で月曜日の午前3時ころ。

 

 その映像に興味のある方は→こちら

 

 珍しい現象を一目見ようとこんな時間にもかかわらず大勢の人が起きて待っていたようです。

 

 印象的だったのは月が赤く光っていたこと。月の高度が低いほど暗くて赤ぽい色合いに見えるのだそうです。

 

 さて、そんなお月様と同じ形の赤い果物といえば・・・リンゴです。

 

 フランス北東部の小さな村ラクネクシーでは、模様のついたリンゴが収穫の時期を迎えています。 

Paris_Laquenexy.jpg




 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年9月28日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
 

 映画スターのように一つ一つライトを当てられ写真撮影されているのが、ラクネクシーのリンゴです。

 

 こんな風に一つ一つスタンプで押したように模様が描かれています。

 

 10年ほどかけて試験的に作られていましたが、その甲斐あって今では毎年6,000個も作られるようになりました。

 

 「この作業は6月くらいから始まります。こうして袋を外すと白いリンゴが出てきます」と果樹園の方。

 

 この白いリンゴに図柄の入ったフィルムを貼ります。

 

 あとは太陽の光がリンゴの表面に模様を作ってくれるというわけです。

 

 「昼間と夜の温度差で真っ赤なリンゴになります」

 

 リンゴが赤く色づいたころにフィルムをはがすと・・・模様が出来上がってしました。

 

 この技術、すでに500年も前に発明されていたそうです。

 

 今年はこのリンゴ1,000個が上海に輸出されることになっています。10月1日の国慶節を祝うためだそうです。

 

 そういえば日本にも同じようなリンゴがありますね。日本のは「寿」の文字が付いていました。

 

 このラクネクシーのリンゴは、今年12月にパリで開催されるCOP21(国連気候変動枠組条約第21回締約国会議)の公式お土産として配られるそうです。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 


「今日、私の誕生日。それなのにケーキを作るのはいつも私の役割。誰も私のためにケーキを作ってくれません。今年もまた、リンゴの上にローソクを1本立てるだけ」

 

VDM (Vie de merde)より

 



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コメント 2

opas10

確かに、日本のリンゴは「寿」の刻印ですね。自分としては「琴吹」がいいのですが(笑)
by opas10 (2015-10-05 23:55) 

carotte

opas10さん
あはは^^ そうですね、「琴吹」ですね。こちらの方もなかなか趣のある文字です。
by carotte (2015-10-08 16:21) 

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