ガトー・バスク [フランスのお菓子]
バスク地方の村カンボ=レ=バン(Cambo-les-Bain)では、毎年10月の第一日曜日にガトー・バスク祭りが開催されます。
今年で13回目。
ガトー・バスクとはバスク地方の焼き菓子のこと。
村の方がこの焼き菓子を作ってくれるというので訪ねてみました。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年10月2日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
スペインとの国境まではわずかに15キロというカンボ=レ=バン。
村の中を川が流れています。心休まる風景です。
ガトー・バスクはこんな村で生まれました。
アンジェさんの家を訪ねると、すでに厨房でお菓子作りが始まっていました。
材料は、小麦粉、バター、砂糖、アーモンド・パウダー、卵。これで生地を作ります。
次に、中に入れるカスタードクリームを作ります。
材料は、牛乳、卵、砂糖、小麦粉。
これらを鍋で温めながら焦げないようにかき混ぜます。
アンジェさんは最後にラム酒を垂らしていました。美味しそうな香りが漂ってきそうです。
「生地の中にジャムやプラムを入れる人もいますが、それは本物のガトー・バスクではありませんよ。本物は、このカスタードクリームだけを入れるんです」とアンジェさん。
ここのお宅、よく見るとガスコンロじゃないですね。電磁調理器です。
それはともかくとして、生地を型に広げ、そこにカスタードクリームをのせ、また生地で蓋をしたらオーブンで焼き上げます。
ちょうど焼きあがった頃にお客様がぞくぞくとやってきました。
カスタードクリームの入ったお菓子がおいしそうです。
「バスク地方の家庭でよく食べられているお菓子です。食事の後のデザーとやお祝いの時に食べるんです」と女性。
「おやつの時間に紅茶と一緒に食べるのさ」と男性。
とは言っても、この日は白ワインと一緒に皆さん召し上がっていました。
さすがにバスク地方の方々。最後は歌で締めでした。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、私は大型店でお客様係を担当している。あるお客が、買ったケーキが壊れていたので取り替えて欲しいという。よく見るとケーキは一切れしか残っていなかった」
VDM (Vie de merde)より
来夏はスペインに行く事決定です。
by U3 (2015-10-05 12:33)
U3さん
来年の夏、スペインにいらっしゃるんですね。
これから10ヶ月ほどは計画を立てることでしばらく楽しめますね。
by carotte (2015-10-05 15:18)
改めて、スペインと隣同士?と気付きました。
バターとかアーモンド・パウダーとか、カスタードとか、
好きなお菓子の材料に、文章から香りがするようでした(笑)
by kiki (2015-10-05 16:58)
kikiさん
スペインと国境を接する隣同士です。スペイン側にもバスク地方というのがありますね。フランスとスペインをまたがってできているのがバスク地方のようですよ。香りが漂ってくるような映像でしたね。自分で作って食べたくなってしまいました ^^
by carotte (2015-10-05 23:59)
ガトー・バスクに白ワイン、ちょっと甘めのワインでしょうか。自分なら、カスタードクリームのお菓子には、やはりコーヒーが欲しくなります。
by opas10 (2015-10-14 23:23)
opas10さん
コーヒーの方が合いそうですね。
「紅茶と一緒に食べる」といいながら、映像をよくよく見ると、白ワインが空いていました ^^ TV局の撮影が入ったので盛り上がったのかも。
by carotte (2015-10-16 13:24)