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秋に収穫する香辛料 [トピックニュース]

 長袖のシャツに上着を羽織ってちょうどいい気候になってきました。

 

 そして、冷たい麦茶より、あったかいお茶が飲みたくなってきます。

 

 このところ秋晴れのいいお天気も続いていますし、この調子で秋をじっくり味わいたいものです。

 

 さて、実りの秋と言いますが、10月に収穫期を迎えている香辛料があります。

 Paris_ChisseySL.jpg

 

 下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 3で2015年10月9日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

 
 フランス東部ジュラ県のとある小さな村。
 
 皆さんカゴを片手に収穫に出かけて行きました。
 
 摘んでいるのはサフランの花。
 
 球根から育つサフランの花はクロッカスの仲間だそうです。薄紫色の美しい花です。
 
 「夜のうちにつぼみが伸びて、朝の陽射しとともに開花します。ですから毎朝こうして摘み取ります」と男性。
 
 1グラムのサフランを収穫するのには200輪の花が必要だそうです。
 
 なにしろお料理で使われるサフランは、この花の赤い糸のように伸びた雌しべなのです。
 
 そして、雌しべは一つの花に一つだけ。
 
 摘み取った花からこうして雌しべを丁寧に取り出します。根気のいる作業です。
 
 花を育てるのもそう簡単なことではなさそうです。
 
 いろいろ手をかけてやらないと、サフランが収穫できる花にはならないようです。
 
 こうして集めた赤い雌しべは乾燥させます。あれは専用の乾燥機でしょうか???
 
 乾燥させると生の時の五分の一ほどの重さになってしまうそうです。
 
 フランスではこの乾燥させたサフランはグラム当たり30ユーロ(約4,000円)で販売されているそうです。
 
 かなり高価ですね。円安なので円に換算するとさらに高くなります。
 
 因みに、0.1グラムで数人分の料理に使えるそうです。
 
 サフランが使われている代表的な料理と言えば、パエリアやリゾット。
 
 サフランを使うとお米が黄色に変身します。
 
 そして、サフランは甘いデザートにも合うそうです。

 

 

******** フランス人のつぶやき *******



「今日、妻にお花のブーケを届けさせた。家に帰って気に入ったかどうか聞いた。すると妻は誰か他の男から贈られたものだと思い込み、ブーケを隠していた」

 

VDM (Vie de merde)より



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コメント 4

kiki

サフランは赤から黄色になり、紅花は黄色から赤になります。
植物は不思議です。
by kiki (2015-10-10 11:29) 

carotte

kikiさん
ほんとですね。植物は見た目の色と染めた時の色が違っているのが不思議で面白いですね。
by carotte (2015-10-10 15:02) 

opas10

あの美味なサフランライスの裏には、こんな根気の要る作業があったのですね!花200輪から1gしかとれないのでは、値段も高くなるはずです。
by opas10 (2015-10-15 00:05) 

carotte

opas10さん
スーパーの香辛料の売り場にサフランも並んでいますが、その裏にはこれだけの作業があるんですよね。高級品の一つですね。
by carotte (2015-10-16 13:39) 

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