冬の郷土料理 その3 [フランスの郷土料理]
どうやらわが家にもやっとマイナンバーが届くようです。
永遠に届かないんじゃないかと思っていたら、ピンクの不在連絡票というのが郵便受けに入っておりました。
嬉しいような嬉しくないような複雑な心境です。
それはさて置き、シリーズの三回目は、ドイツに近いアルザス地方の郷土料理シュークルート(choucroute)を紹介します。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 2で2014年11月12日に放送)(映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック!)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
VIDEO. La choucroute, un plat à partager
今回もまた大きなお鍋が登場しました。
ふたを開けると・・・中に入っているのがシュークルート。
こうして大勢で取り分けながらいただきます。
料理のメインになるのが、キャベツ。塩漬けにして発酵させたキャベツです。
ドイツではザワークラウトと言いますが、フランスではシュークルートと言います。
このシュクルート用のキャベツの60%を生産しているのが、アルザス地方の都市ストラスブールから15キロほどのところにある村クラウターゲルサイム(Krautergersheim)です。
村の名前を和訳すると“キャベツの村”。
村一面に広がるキャベツ畑。さすが村の名前にもなるほどです。
収穫されたキャベツは工場に運ばれます。マシーンで芯を取り除かれ千切りにされます。
千切りにされたキャベツには塩漬けにされ、このプールのようなタンクで発酵されます。発酵には3週間ほどかかります。
こうして出来上がったシュクルートを使っていよいよ料理が始まります。
まずは酸味を取り除くためにお湯をかけてシュークルートを洗い流します。
そして、使うのは土鍋。アルザス地方の北部で作られる土鍋だそうです。
「アルザス地方ではシュクルートはこの土鍋で作るのが伝統です」とシルヴィーさん。
土鍋の内側にラードを塗りつけたら、炒めた玉ねぎを入れ、その上にシュークルートをのせます。
「これが祖母から教わった作り方です」とマルクさん。
シュークルートの上には、ソーセージ、ベーコン、豚足、ハム等々、そして別に作っておいたクネル(肉団子)をのせ、白ワインを加えたらオーブンに入れます。
火にかけて煮るのかと思ったらオーブンに入れるのでした。
3時間ほど入れておくそうですから、それほど高温ではなさそうです。
最後に茹でたジャガイモを加えたら出来上がり。
皆さん美味しそうに召し上がっています。
「あまり火を通し過ぎてもよくありませんし、かといって火が通っていないと美味しくありません」と男性。
「シュクルートは秋か冬に食べます。夏に食べるにはちょっと暑すぎますし、重過ぎますからね」
軽めのシュクルートが好みの方には、ハムやソーセージではなく魚や鶏を使ったものもあります。
しかし、アルザス伝統のハムやソーセージを使ったシュクルートの方が好まれるようです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、5歳になる息子を迎えに幼稚園に行ったら、うちの子が同じクラスの女の子を泣せたと文句を言われてしまった。うちの子、その子に、バラじゃなくてキャベツの匂いがするからキャベツから生まれたに違いないと言ったそうだ」
VDM (Vie de merde)より
マイナンバーの不在票、我が家にも入っていましたが週末でもいいかなと、わりとのんびり構えています(笑)
by ワンモア (2015-11-25 19:01)
ワンモワさん
この連休中に届いたところが多かったみたいです。知り合いに尋ねたら「うちも届いた!」と言ってました。我が家は翌々日に配達してもらって今手元に届いております。^^
by carotte (2015-11-26 15:07)