新旧鶏の詰め物料理 [フランスのグルメ]
クリスマスの食卓に欠かせないのが鶏の骨付もも肉のロースト。
こんがり焼けた皮のパリパリっとしたところをがぶりとかじってもぐもぐいただきます。美味しいですよねえ〜。
この時期フランスでは、ブレス産の鶏肉の他にシャポン(chapon)と呼ばれる鶏肉も市場の店先に並びます。
シャポンは去勢された雄鶏で、肉付きの良さとその柔らかさで人気があります。
このシャポンに詰め物をして丸焼きにしたのがクリスマスのご馳走として食卓を飾ります。
どんな風にして作るのでしょうか?
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 2で2015年12月19日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
Noël : le menu du réveillon entre tradition et modernité
本日は、伝統的な料理法と、ちょっと発展させた料理法の2種類を紹介します。
まずは伝統的な作り方から。
主婦のジャネットさんが作ってくれます。市場でシャポンを一羽ゲットしたら早速厨房で料理開始。
詰め物は、ソーセージミートにニンニク、パセリ、パン粉を加え、ポートワインで香りづけします。
最後に味のポイントに鶏のレバーを加えます。これで詰め物が完成しました。
いよいよこれをシャポンに詰めます。
詰め終わったら周りにオイルをかけてオーブンで焼きます。焼き時間は2時間半ほど。
猫も窓の向こうで何ができるのかと興味津々。
付け合わせは栗とキノコを炒めたもの。鶏の焼き汁を加えて炒めます。
これと焼きあがった鶏を盛りつけたら出来上がりです。
次は、フーケッツのシェフ、オリヴィエ・ビルさんが、ちょっと発展させた鶏の詰め物料理を作ってくれます。
まずシャポンに詰めたのは栗。次に、レモン、オレンジ、ベルガモットも詰め込みます。伝統的な詰め物とはだいぶ違いますね。
詰め終わったらオーブンで焼きます。
ソースはグレープフルーツ風味のソース。
こんがり焼けたシャポンをカットし、盛り付けます。
鶏の上にはほうれん草、ちょっと苦味のある千切りのベルギー・チコリをのせ、最後に栗をおろしてふりかけたら出来上がり。
一流のシェフの作った鶏料理は洗練された感じがします。
最後に、おまけでクリスマスケーキの作ってくれました。
フランスでクリスマスケーキと言えば、ビュッシュ・ドゥ・ノエル。
しかし、今回のは似ても似つかぬピンク色のケーキ。ちょっと新しいクリスマスケーキです。
お味の方がいかがでしょう?街の人たちに試食してもらいました。
「ビュッシュ・ドゥ・ノエルじゃないですね。でも美味しいデザートですよ」と女性。
「なんだか複雑なお味ねえ」と年配の女性。
「チョコレートの伝統的なケーキよりこっちの方がいいわ」と若い女性。
「あまり美味しくないわね」と年配の女性。
「美味しいし、キレイだからいいんじゃないですか」と男性。
クリスマスケーキは賛否両論でした。
さて皆さんはクリスマスにはどんなご馳走を召し上がるのでしょうか?
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、車に乗っていて鶏とぶつかる事故を起こしてしまった。しかもパリで」
VDM (Vie de merde)より
フランス人のつぶやき、車が鶏とぶつかって事故になるとしたらガチョウでしょうか、しかもパリで(笑)
by opas10 (2016-01-01 12:37)
opas10さん
ぶつかって、ガチョ〜ン?!(寒っ)
なさそうでありそうな・・・。
by carotte (2016-01-01 17:52)