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マリー=アントワネットとフェルセン [トピックニュース]

 毎日、時間の許す限り、何か面白い話題はないかとネット上をさまよっていますが、本日はこんな話題をみつけました。

 

 マリー=アントワネットとフェルセン(「ベルサイユのばら」ではフェルゼンとして登場)と言えば、愛人関係だったとされていますが、確実な証拠があったわけではありません。

 

 しかしこの度、その証拠が見つかったそうです。

 

France_MAF.jpg
 

 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年1月28日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。 


 右がフランス王妃マリー=アントワネット。左がフェルセン。スウェーデンの貴族でした。

 

 二人は愛人関係にあったのか?それとも単なる親しい友人だったのか?

 

 これまで多くの議論がなされてきました。その謎を解く鍵が手紙です。

 

 二人は多くの手紙をやり取りしていました。それがこの古文書館に保存されているのです。

 

 手紙はこの小さな箱の中に収められています。

 

 革命の嵐の中、国王一家は逃亡を試みますが失敗。マリー=アントワネットは幽閉されてしまいます。

 

 その時、フェルセンあてに書き綴った手紙がこれです。

 

 1791年から1792年までに書かれました。紙面一面に文字が書かれてあります。

 

 「扉の向こうには常に看守が立っている中、ろうそくの明かりを頼りに書いたと思われます」と担当の方。

 

 手紙の中には暗号化されているものもあります。

 

 そして、あちこちに黒塗りで文字が消された後が残っていました。

 

 ここには一体どんなことが書かれてあったのでしょう?

 

 それを知るための作業が始まりました。

 

 「ちょっと緊張しますね。手紙を傷つけるわけにはいきませんから」と技術者の女性。

 

 まずはX線撮影。次にインクの分析。

 

 「こうすることで、マリー=アントワネットが使っていたインクの跡を辿ることができるんです」

 

 こうして1文字1文字分析を進めた結果、黒塗りの下に書かれた言葉がわかってきました。

 

 そこにはこんなことが書かれてあったのでした。

 

 “私の大切な方、このお手紙の最後に言わせてください。あなたを夢中になるくらい愛しています。一瞬たりともあなたを愛さずにはいられません”

 

 なるほど。やっぱり二人は愛しあっていたのか・・・。

 

 それにしてもこの大切な部分を黒塗りにするとは!

 

 恐らく、後世の人が王妃の名誉を守ろうとしたのではないかと考えられているそうです。

 

 王妃でありながら別の男性を愛したことが世間に知れ渡ってはまずいというわけです。

 

 しかし、現代の技術を持ってすれば、それも無駄となってしまいました。

 

 作業は今も続けられており、全文が明らかになるのも間近だそうです。

 


 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、彼が3年前に私宛に愛の告白をした手紙を見つけてちょっと感動したので、それを写真に撮って彼に送った。すると彼が言った。『僕にこんなこと言ってくれるなんてありがとう、感激だよ』自分が書いたことをすっかり忘れてしまったようだ」

 

VDM (Vie de merde)より



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コメント 2

opas10

当時は、手紙の黒塗りを解読される時代が来るなんて思わなかったのでしょうけど、大胆な内容ですね~。オドロキの真実です。
by opas10 (2016-02-13 20:19) 

carotte

opas10さん
マリーアントワネットも誰か他の人に読まれるとは思わないで書いたんでしょうけど、大胆ですよね。まだまだ解読が続いているようなので、新事実がまた明らかになるかも!
by carotte (2016-02-19 23:16) 

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