レモン祭り2016 [コート・ダジュール地方]
フランスで毎日食べられているのがバゲットと呼ばれているパン。
長さが60センチくらいある細長いパンです。日本ではフランスパンと言われています。
フランスでは毎秒320本のバゲットが作られ、食べられているそうです。
食べる量はと言えば、1日平均で1/2バゲット。100年前の3本半というのに比べるとだいぶ少なくなってしまいました。
日本人がお米を食べなくなったのに似ています。
フランス人の10人中9人までが毎日焼きたてのバゲットを買います。
パンを作って売る側はどうなっているかと言えば、町の手作りパン屋さんが65%、大量生産のパンメーカーが25%、スーパーが9%、自家製が1%となっています。
町のパン屋さんは40年前に比べると40%も減ってしまったそうです。
食べる量が減れば、自ずと作る人も少なくなります。
さて、2月はカーニバルの季節。フランスではすでに始まったところもあるようです。
そしてこの時期になると必ず登場する話題が、マントンのレモン祭り。
すでに準備が着々と進んでいるようです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年2月5日に放送)(映像が出てこない場合は、ウィンドウの下の文字をクリック)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが原因のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
2月13日から始まるレモン祭りに間に合わせようと、大勢の人たちが作業をしています。
地面にレモンやオレンジを並べていくのもなかなか根気のいる仕事です。
今年のテーマは“イタリア映画”。黄色とオレンジが鮮やかです。
「後ろにあるのがベネツィアの街を再現したものです。本物と同じサイズというわけにはいきませんが、細部にこだわって作られています」と責任者の方。
高いところから眺めると大通りはこんな風になっていました。
全体で使われるレモンやオレンジの量は130トンにもなるそうです。
残念ながらフランス産ではなくスペイン産です。
こちらのアトリエでは、14人がかりでパレードの山車に使われるオブジェを制作しています。
イタリアを代表するベスパやフィアットはすでに完成。現在制作中なのは巨大な動物?
こうして一つずつ輪ゴムで留めていきます。
「これはもう伝統ですからね。できるだけ長く続けていきたいものです」と男性。
レモン祭りは今年で83回目。毎年24万人もの人たちが訪れるそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、一週間も前から僕の彼女はふくれっ面をしている。この間、二人でディスニーランドに行った時、パレードでやってきた白雪姫が僕の頬にキスをしたせいらしい」
VDM (Vie de merde)より
今年もレモン祭りの季節なんですね、春近し!
by opas10 (2016-02-13 21:41)
opas10さん
この話題が登場するともう春はそこまで来てます!
by carotte (2016-02-19 23:49)