週末はベルリンで [パリから週末旅]
月曜日恒例の週末旅。今回はちょっと遠出します。
パリから飛行機に乗りベルリンへと向かいます。どんな旅が待っているのでしょう?
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年2月13日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
パリからベルリンまでは飛行機で1時間半ほど。
パリ市の9倍もの広さのあるベルリンの街を見物するために乗り込んだ車がこれ。
旧東ドイツで多くの人に親しまれたトラバント(Trabant)。
熟年の域に達したこのトラバント、後ろから押してもらっていざ出発。
「今のドイツ車とは比べ物になりません。ちょっと音がうるさいし、あまり乗り心地は良くないですが、ちゃんと走ってくれてます」と取材班。
まずはブランデンブルク門。ベルリンのシンボルの一つです。
それからチェックポイント・チャーリーも見ておきましょう。
ベルリンが東西に分断されていた時代に境界線上にあった国境検問所です。今ではすっかり観光スポットに変身していました。
そしてベルリンの壁も残っています。この壁が壊されたのは今から27年前の1989年のことでした。
取材班が最初に立ち寄ったのは大きな市場。ドイツ国内だけでなく各国から食材が集まっています。
試食したのはパルメザンチーズ。
お腹が空いたので何か食べることにしました。
そこで手に入れたのが、盛り合わせの大皿。お値段は16ユーロ。
牛肉のロースト、豚肉の燻製、ジャガイモ、グリーンサラダを4人で分け合います。
お腹が膨れたところで、今晩の宿へと向かいます。
ホテルは旧東ドイツ側にあります。カラフルで近代的な建物がホテルOstel。
典型的な東ドイツのホテルだそうです。
寝室のベッドの壁には東ドイツ最後の指導者ホーネッカーの肖像写真が飾られています。
インテリアや調度品も全て東ドイツ製のもので統一。
「これだけのものを揃えるのは大変でした。なかなか見つかりませんからね。骨董市やネットで探したんです」
このホテルなら東ドイツ気分が満喫できそうです。
ホテルの部屋で一休みしたら、夕食の時間。近くのレストランZum Schusterjungenへ。
伝統料理を出してくれるレストランのようです。
「たっぷりの量で美味しいですよ。昔は労働者のための料理だったんです。シンプルで全部が一皿にまとまっていて値段もリーズナブル。そして食べるときは必ずビールと一緒です」
おいしそうなビール・・・。
メニューを見ると全てドイツ語。シュニッチェルやらザワークラウトやらが並んでいるのがかろうじてわかります。
お値段はと言うと、どれも10ユーロ以下。これはお得ですね。
ベルリンの夜はまだまだ続きます。ちょっと郊外まで足を伸ばして訪ねたのは、楽器の修理工場。元は格納庫だったところです。
夜になるとこうして演奏会が開かれます。
「ベルリンは、パリや東京のようにおしゃれな街ではありませんが、様々な文化が入り混じった面白い街です」と男性。
翌日、訪ねたのはベルリン・テンペルホフ空港。
2008年まで使われていましたが現在は閉鎖されています。
1940年代末、唯一西と東を結ぶ飛行機が発着していた場所でした。
さて、そろそろパリへと帰る時間になりました。
今回の費用は、飛行機代が160ユーロ、ホテル代が40ユーロ、コンサートのチケット代が25ユーロ、トラバントのレンタル代等が50ユーロ、ランチと夕食代が合わせて25ユーロ。合計300ユーロ(約38,000円)でした。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、夫婦でベルリンまでの週末旅行を申し込んだら、旅行会社が3人目をタダにしてくれるという。おかげで義理の母が付いてくることになってしまった」
VDM (Vie de merde)より
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