アルゼンチンの氷河 [その他の国]
北半球は間もなく春。
それに逆らうようで恐縮ですが、本日は南半球のちょっと寒〜い映像を紹介してしまいます。
それは南アメリカ大陸の南端、アルゼンチンのパタゴニア地方にあるペリト・モレノ氷河。
目の前に巨大な氷の壁が出現します。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年3月3日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
一台のボートが観光客を乗せて湖を走っていきます。
目の前に近づいてくる氷の壁。高さは60メートルにもなります。
これがペリト・モレノ氷河。
「来るたびに感動します。毎回、違う姿を見せてくれますからね。今日は色合いがいつもとちょっと違っていますよ」と船長さん。
ペリト・モレノ氷河は、アンデス山脈の南パタゴニア氷原から流れ出す氷河の一つです。
この自然の創り出す雄大な現象を生で見てみようと各国から観光客がやってきます。
こうして展望台も設置されています。
「氷河の高さと広さに驚かされます。岩がゴロゴロ落ちてくるような感じですね」と男性。
氷河は、毎日、湖に流れ出しては先端部分が崩れるというのを繰り返しています。
崩れ方も豪快です。その度に大きな波が押し寄せてきます。
氷河を眺めるだけでなく、実際にその上を歩く人たちもいます。
ガイドさんの指示に従って歩を進めます。滑らないように皆さんアイゼンのついた靴を履いています。
「氷河は左右から圧力がかかるため常に変化しながら流れています」とガイドさん。
1時間半ほど歩くと、目的地に到着。
氷河の氷をグラスに入れて、ウイスキーのオンザロック。
ただの氷ではありません。400年かけて自然が作り上げた氷です。
これはここでなければ味わえないお酒ですね。
このツアーに参加したのは、ヨーロッパ、韓国、アメリカからの観光客でした。
「まさかアイゼンのついた靴を履いてウィスキーを飲むとは思っていませんでしたよ。素晴らしい体験です」とアメリカ人。
帰路に着く前に氷河の溶けた水を記念に持ち帰ります。
遠くから見ると人間がアリのように見えます。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、凍えるような寒さになった。問題は今が夜だということ。何しろ、僕の部屋は暖房をつけると明かりが消えるのだ」
VDM (Vie de merde)より
パタゴニアはアルゼンチンなんですね。
以前、南極の氷を頂いたことがあります。
氷に閉じ込められた昔の空気が、
炭酸のようにはじけて最高のオンザロックでした。
by emacjj (2016-03-06 14:34)
emacjjさん
ええ、そうらしいですね。なんかもっと違う場所にありそうに思えます。
南極の氷!いいですねえ~。天然で、しかも歴史が詰まった氷のウィスキーは味もひとしおでしょうね。
by carotte (2016-03-07 12:44)
氷河の氷のオンザロック、作り方も洒落ていますね~。
by opas10 (2016-03-20 21:27)
opas10さん
氷の上のハイキングの締めがオンザロックっていうのがオシャレでいいですね。
by carotte (2016-03-21 19:22)