週末はモスクワで [パリから週末旅]
月曜日は恒例の週末旅。今回はモスクワへと飛びます。
パリからモスクワまでは空路で3時間半。
この時期、モスクワはかなり寒そうな・・・。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年3月5日に放送)
モスクワ川を行く遊覧船。氷の割れ目を進んで行きます。
ツーリストの女性二人組。デッキで記念撮影していましたが・・・。
「すごく寒〜い!でも、眺めがとっても素敵」
それはそうですが、なんか二人ともちょっと軽装過ぎやしませんかねえ?
「遊覧船なら渋滞に巻き込まれることもありませんから気持ちがいいです」
ところで赤の広場はどのあたりなんでしょう?
「あっちが赤の広場ですよ」とガイドの方。
遊覧船クルーズはここでおしまいです。あまりに氷が張りすぎてこれ以上は進めません。
船を降りたら、まずは赤の広場へ。なんだか昔の衣装を身につけた人たちを発見。どうやらロシア革命時代を再現しているようです。
ここにはロシア帽のシャープカを売るお店もあります。リポーターが被っているのは軍用のロシア帽。暖かそうですね。
スターリンのそっくりさんも観光客を迎えてくれます。
聖ワシリイ大聖堂、レーニン廟を見学していると、赤い壁の向こうに見えてきたのがロシアの権力の中枢、クレムリン。
そのすぐ近くにはロシア正教の救世主ハリストス大聖堂があります。
そして目を引くのが巨大な大砲。
「これがツァーリ・プーシュカ(「大砲の皇帝」)です。実際に使われたわけではありません。軍備を誇示する飾りのようなものでした」と男性。
次は地下鉄に乗って移動です。なんとも美しい地下鉄のホーム。もっと眺めていたいところですが、エスカレーターで先を急ぎます。
やってきたのはチーシンスカヤ広場。ここはモスクワの蚤の市が開かれています。
お店にはプーチングッズやマトリョシカなど観光客用のお土産品が並んでいます。
かと思えば、ものすごい迫力のクマの頭付き毛皮を売ってるお店もあります。これはちょっと持ち帰るのが大変です。
さて、次はちょっと変わった場所を訪ねます。1年前までは立ち入り禁止でした。鉄の扉を開けてどんどん地下へと降りていきます。
地下65メートル、そこにあるのは地下核シェルター。冷戦時代に、アメリカからの核攻撃を受けた場合に備えてスターリンが作らせた施設です。
万が一の場合のシミュレーションを体験することができます。
「ここは緊急時の軍の司令室でした。ここにあるのはロシアの核爆弾の模型です」と係員。
この施設では600人が1ヶ月生活することができました。自前のバーやレストランもあります。
さて、地上ではすでに夕方。1980年代を再現したというレストランで食事をすることにしました。あちこちに当時を思い出させる品物が飾られています。
古いミシンの後ろにはフランス人歌手ミレイユ・マチューのLPが隠れていました。
このお店では、ジャガイモや牛肉を使った素朴な郷土料理を出してくれます。
モスクワの夜はまだまだ続きます。エレナさんが連れて行ってくれたのは・・・。
「ここはコーヒーを飲んだり食事をしたりできますが・・・」
黒いカーテンの向こうにはバーがありました。いわゆるシークレットバーです。取材班もオリジナルカクテルを味見です。
そろそろホテルへと向かいましょう。今回は豪華な5つ星ホテルArarat Park Hyatt Moscowに宿泊です。一泊150ユーロから。
「朝食、スパ、サウナなど全て込みでこのお値段です」とホテルの方。
この日は屋上ででアイスバーが開店していました。
最後に、今回の費用は、航空運賃が430ユーロ、宿泊代が150ユーロ、遊覧船が15ユーロ、夕食が20ユーロ、お土産のマトリョシカが10ユーロ、締めて625ユーロ(約77,000円)でした。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、モスクワに語学留学している。いろんな言葉を覚えてかなり進歩した。特に“腱炎”と“松葉杖”をロシア語で言えるようになった」
VDM (Vie de merde)より
素敵なモスクワツアーですね。経費が安いのも魅惑です。
by t-toshi (2016-03-07 13:39)
t-toshiさん
普通のツアーではなかなか行けないようなところを紹介してくれてました。フランス人は倹約家なので旅行ではあまり派手なことはしないですねえ。その分、経費もそこそこで済みます。
by carotte (2016-03-08 12:51)
欧州の人たちにとっては、モスクワは近くにある異文化なんでしょうね。お安く行けることも大きな魅力で。
by opas10 (2016-03-20 21:36)
opas10さん
モスクワってわりに欧州に近いですね。逆にモスクワから暖かいフランスの南仏に保養に来てたりしますから、フランスにとっては身近にある異文化なのかもしれません。
by carotte (2016-03-21 19:24)