匂いの香水 [トピックニュース]
そもそもは体臭を消すために発明された香水やオードトワレ。
様々な香りのエッセンスを調合して作られています。
ところが、あるフランスの会社が、この身体の“匂い“を抽出し香水瓶に入れて売り出したそうです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年6月19日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
メリッサさんが腕に抱いているのは1ヶ月前に生まれたばかりの赤ちゃん。
もちろんメリッサさんの娘さんです。名前はマリー。
これからどんどん大きくなって、自力で立って歩くようになるんでしょうね。
この成長を記録するのが写真やビデオ。
しかし、もう一つ保存しておけるものがありました。
それがこれ。マリーちゃんの匂いを香水瓶に詰めました。
「この子が大きくなって自分が赤ちゃんの頃の匂いを知ったら面白いと思うんですよ」とメリッサさん。
メリッサさん、この特別な匂いの香水を作ってもらうのに560ユーロ(約66,000円)を支払いました。
結構なお値段ですが、一体どうやって作るのでしょう?
こちらがその会社のラボ。
まずはここにマリーちゃんが着ていた衣服を送ります。匂いが消えてしまわないように密閉状態にして送ります。
「匂いを抽出するのには幾つかの工程が必要ですから2週間ほどかかります」とラボの男性。
そのために必要な機材は、シリンダー、3本のピペット、空のフラスコ。
そして5〜6台の機械を使って抽出しますが、こちらは企業秘密で撮影はNG。
こうしてできたのがこの透明の液体。
この製造法の開発は7年も前から行われてきたそうです。
開発したのはこちらの中小企業KALAIN。
小さなオフィスですが、匂いの香水はすでに海外にまで輸出されているそうです。
「カナダ、アメリカ、カイロ、スウェーデンなどからすでに注文が来ています」と創立者のカティアさん。
この会社、息子とその母親の2人三脚でここまでやってきたそうです。
それにしても、カティアさんの緑のイアリングに緑のメガネが強烈!
それはともかくとして、これまでに様々な匂いの香水が製作されてきました。
亡くなった方の匂い、懐かしい消しゴムの匂い、小さい頃に大好きだったぬいぐるみの匂い、そして愛馬の匂い。
匂いの記憶として取っておきたいものばかりですね。
愛犬や愛猫の匂いを香水にして取っておきたいなんて人が大勢いるかもしれません。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、職場でいつも体臭がすごい人がいて息もできないくらいだ。仕方がないから臭い消しをいつもシュッシュッとやらなくてはならない。家に帰ってからもその臭いは消えない。僕は一人暮らしだというのに・・・」
VDM (Vie de merde)より
赤ちゃんの頃の自分の匂いって、確かによい記念になりますね。暑くなってきて、電車の中で時折強烈なワキの匂いがやってくるようになりました。
by opas10 (2016-07-01 22:31)
opas10さん
産着とか記念に取ってあったりしますが匂いはないですからね。かなり感動的です。じわじわ猛暑が忍び寄ってきてますネ〜。
by carotte (2016-07-03 14:57)