続・レジ袋禁止 [トピックニュース]
数日前、フランスでビニールのレジ袋が使用禁止になったニュースを紹介しました。
日本でも、小池さんが環境相だった頃にレジ袋が問題になったことがありました。
当時、レジ袋にゴミを入れて出していた私は、この袋がなくなったらゴミ袋を購入しなくてはならなくなるなあ、なんてちょっと心配していました。
結局、レジ袋は今も健在で、必要な時以外はもらわないという状況になってます。
したがって、相変わらずゴミはレジ袋に入れて出しています。
昔、パリに住んでいた時も同じようにゴミはレジ袋に入れて出していました。現地の人も同じようにしていたと思います。
禁止になった今、フランスの皆さん、ゴミはどうしているんでしょう?
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 2で2016年7月5日に放送)(▸をクリックしても映像が出てこない時はウィンドウの下の文字をクリック)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
Interdiction des sacs plastique : une aubaine pour les producteurs de sacs-poubelle
こちらはとあるスーパー。もうあのレジ袋はありません。
「私はゴミを出すためにレジ袋をたくさん取ってあるんで、ゴミ袋はまだ買わずに済んでます」と女性客。
「レジ袋があった時はゴミ袋として再利用してましたよ」と男性客。
「今は禁止されてしまいましたけど、どうします?」と取材班。
「仕方ないです。それなりにやっていかなくちゃなりませんよ」
となると、こちらのゴミ袋を別に購入するということになってしまいます。
フランスのゴミ袋はロール型で売ってます。
これを買うとなると、毎月ちょっとした支出になります。
消費者には痛い支出ですが、製造会社にとっては天からの恵み。
こちらはパリ近郊に工場のあるゴミ袋製造会社Sphère。従業員は2000人ほど。毎日、500トンの袋を製造しています。
「私の後ろに大きなロールがありますが、あれを加工するとゴミ袋になります」と責任者。
この会社、レジ袋がなくなったことで売り上げを伸ばしています。
「7月1日にレジ袋が禁止されてから、製造が3〜4%増加しています」と責任者。
国と量販店がレジ袋の数を制限すると決めたのが2003年のことでした。
それ以来、ゴミ袋の売り上げは15%増加。
そのため、この会社では生産ラインを強化し、設備投資を推し進めました。
「今では年間1500〜2000万ユーロの売り上げがあります。そして原料についての開発・研究もしています」
この黄色い風船みたいなのがその原料。
大幅に収益を上げているこの会社では、さらに3,000人ほどの従業員を雇用することになっているそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、子猫をもらってきた。居心地がいいように3つもきれいなカゴを買ってきてあげたのに、結局、私の部屋のゴミ箱の中で寝ている」
VDM (Vie de merde)より
私も、レジ袋は大事に再利用しています。透明なレジ袋のスーパーだとちょっとうれしくなります^^
有料にしたスーパーは、売上が落ちたらしく、しばらくして元に戻りました。
by ワンモア (2016-07-07 15:40)
ワンモアさん
そうですね、お店のマークや名前がプリントされてない袋は確かに嬉しくなります。最近はレジ袋をもらわないと1〜2円割引したり、エコポイントをつけてくれたりするスーパーが増えました。
by carotte (2016-07-13 16:20)