週末はリル=ルスで [パリから週末旅]
ついに東京も夏の太陽が活躍し始めました。
あまりはりきっていただきたくないですね。ほどほどにしていただきたいものです。
さて、日曜日は恒例の週末旅。
今回はコルシカ島南部にある町リル=ルス(L’île-Rousse)を訪ねます。
パリからコルシカ島のバスティアまで空路で1時間半ほど。バスティアからリル=ルスまでは車で同じくらいの時間がかかります。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年7月23日に放送)
L’île-Rousseを和訳するとルス島ですが、ここは島ではなく海沿いにある町。
18世紀、この胸像のパスカル・パオリが、隣町のカルビより立派な町にしようと作ったのがこのリル=ルス(上記地図の赤印)でした。
そのシンボルがこの屋根付きの市場。確かに神殿のようで立派です。
柱の数が全部で21本あり、国の文化財に指定されています。
まずはこの市場でお昼の食料を確保しましょう。
地元の生ハムやソーセージが並んでいます。贅沢はせず小ぶりのサラミを買うことに。
次はチーズ。リポーターさん、なんだかかなり強烈なチーズを試食したみたい。咳き込んでましたねえ。
次に食べたのがヤギのチーズ。これもかなり個性的なお味だったようで、結局、ハードタイプのスタンダードなチーズを購入。
食後のデザートにはメロンとネクタリン。
広場のベンチで無料の生演奏を聴きながらいただくことに。
お腹がいっぱいになったところで、四輪駆動車でいざ出発。
リル=ルスの周辺には中世の趣を残す小さな集落があちこちにあります。
その一つがここピニャ(Pigna)(青印)。人口は100人ほどですが、夏になると観光客でその7倍に膨れ上がるそうです。
ここを住処にして工芸品を制作する人たちがいます。
シリルさんは元々は料理人。世界中で料理を作ってきましたが、20年ほど前にピニャにやってきて、陶器を製作するようになりました。
ピニャの先にあるのがサンタントニノ(Saint’Antonino)(緑印)。岩山の上にできた集落です。
上まで登って見に行きたいところですが、そろそろ夕食の時間です。今回は眺めるだけにしておきましょう。
ディナーはビーチでいただきます。
ここRestaurant A Siesta(オレンジ印)では新鮮な海の幸の料理を出してくれます。
リポーターさんたちが選んだのはルジェー(ヒメジの一種)という魚の料理。
そして本日のお宿は・・・テント!
キャンプ場にテントを張って一夜を過ごします。
翌日は、ヨットに乗って海の散歩に出かけます。見えてきたのはピエトラ島(île de la Pietra)(ピンク印)。
「何と言っても日の出と日の入りの眺めが素晴らしいです」とガイド。
ゴツゴツした岩の作り出す自然の造形が印象的です。
海を満喫した後はちょっと変わった場所に向かいます。
今度は地元のニコラさんがハンドルを握ります。
でこぼこ道を15キロほど走ると、手付かずの大地が広がっていました。
15,000haにも及ぶアグリアット荒野(Désert des Agriate)(こげ茶印)。サボテンが生えています。
35年間も開発されないまま放って置かれた土地です。
しかし、海岸沿いに向かうと・・・こんなに素敵なビーチを発見!
37キロにわたって続く自然のままのビーチ。
今日もこの海に飛び込んでひと泳ぎしたいところですが、そろそろ帰りの飛行機が出発する時刻。荷物をまとめてチェックイン。
コルシカ島を眺めながらパリに戻ります。
さて、本日の費用は、航空運賃が160ユーロ、昼食代が6ユーロ、レンタカー代(24時間)が150ユーロ、夕食代22ユーロ、キャンピング代が5ユーロ、ボート代が50ユーロで、締めて403ユーロ(約49,000円)でした。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、夫が初めての育休を取った。これで少しはラクになると思いきや、夫はさっさとゴルフの研修のためコルシカ島に出かけて行った」
VDM (Vie de merde)より
レポーターさん、チーズ選びはウケ狙いでしょうか、すごいものばっかり選んでましたね(笑)
by opas10 (2016-08-13 12:22)
opas10さん
もしかしたらコルシカ島には本土にはない個性的なチーズがいろいろあるのかもしれません。さすがに食べやすいのを選んでましたね。
by carotte (2016-08-21 15:46)