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ホテルよりキャンプ場 [トピックニュース]

 毎週日曜日に紹介している週末旅。余計な贅沢はしないで、それでも旅を楽しみたいというフランス人のポリシーを感じます。

 

 前回の週末旅では夏ということもあって、ついに宿泊はキャンプ場のテントになってしまいました。その費用はたったの5ユーロ(約600円)。

 

 このキャンプ場、バカンスを過ごす場所として近年フランスでは人気になっているそうです。

 

France_Camping.jpg



 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 2で2016年7月29日に放送)(をクリックしても映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



Vacances : à qui appartiennent les campings de France ?


 フランスには約8,000か所のキャンプ場がありますが、そのうちの80%が独立独歩の自営業だそうです。

 

 この商売、ちょっとしたゴールドラッシュになっているとか。

 

 というのも、昨年のデータによると、5月〜9月にかけて、キャンプ場は延べ1億1,300万泊を記録し、1億600万泊の一般の宿泊施設(ホテル、民宿等々)を追い抜いてしまったのです。

 

 そんなに人気ならうちの空き地を使ってキャンプ場を始めてみるか?なんて考える人がいてもおかしくないですね。

 

 しかし、この15年間で1,000箇所のキャンプ場が閉鎖に追い込まれていることも事実です。

 

 土地が住宅の建設用地になってしまったり、洪水に見舞われた地域もありキャンプ場として機能しなくなってしまったことが理由として考えられます。

 

 さて、その人気のキャンプ場ですが、その形態もレベルも様々。

 

 ホテルにランクがあるようにキャンプ場にも同じように1つ星から5つ星があります。

 

 中でも人気なのが5つ星の高級キャンピング場。

 

 一般にキャンプ場と言えば、テントを張るかキャンピングカーを停車させておく場所なのですが、これが5つ星となるとそれだけにとどまりません。

 

 プール、スパ、娯楽施設などが敷地内に完備されている、言うなればオールインワンの施設なのです。

 

 煩わしい計画を立てる必要もなく、ここに行けば大人も子供の楽しめるというわけです。

 

 さらに最近の傾向として、一つのテーマにこだわったキャンプ場も登場しました。

 

 例えば、木造のバンガローのあるエコなキャンプ場。

 

 モンゴルのゲルが設置されていたり、アメリカ西部時代を再現した、ちょっと個性的なキャンプ場もあります。

 

 ここでは砂金取りのアトラクションもあるらしい。それに宿泊施設はインデアンのテント。

 

 あの手この手で集客しようと頑張っているようです。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

 

「今日、妻が子供たちを連れて休暇を過ごすために実家に出発していった。妻が言い忘れていたことがある。その休暇が数年に及ぶことを・・・」


VDM (Vie de merde)より




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コメント 2

opas10

キャンプ場もただ泊まれるだけでなく、差別化と企業努力がなければ生き残れない、ということなんでしょうね。どの業界もエンターテインメントが必要とされているようで。
by opas10 (2016-08-13 12:30) 

carotte

opas10さん
毎年、テレビでキャンプ場がこうなってるああなってると聞いていますが、年ごとにテーマパークのようになっていきます。こういうところは面倒がなくて楽なのかもしれませんね。特に家族連れは。
by carotte (2016-08-21 15:49) 

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