長寿の村 [イタリア]
間もなく敬老の日がやってきます。
イタリアのナポリから南に120〜130キロほど南に下ったところにある小さな港町アッチャロリ(Acciaroli)は、住民のほとんどが100歳に近い長寿の村だそうです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 2で2016年9月5日に放送)( ▸をクリックしても映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)
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小さな港にはプレジャーボートが係留されています。ここはリゾート地。
第二次世界大戦後、ヘミングウェイがイタリア旅行中にここに滞在したことで知られています。
見るからにストレスフリーな村の佇まい。長生きできるのもうなずけます。
こちらはアントニオさん100歳とその奥様のアミーナさん93歳です。仲よさそうですね。
「身体にいいものしか食べないから長生きできるんじゃよ」とアントニオさん。
「魚、自家製オリーブ油、菜園で育てた野菜などですよ」とアミーナさん。
ここはジュゼッペさん94歳の菜園です。毎日こうして手入れを欠かしません。
「昔は皆、自分で作って食べてたよ。パンも肉もね。牛肉は年に一回だけ牛を処分して食べた。だからほんとにちょっとしか食べなかったんだ。慎ましく野菜ばかりを食べていたんじゃが、それで十分だったよ」
やはり粗食の方が長生きできるということなのか・・・。
科学者の研究によれば、この長寿の原因は別にあるようです。
村の高齢者の血液を調べたところ、一つホルモンが足りないことがわかりました。
これが “不老長寿の霊薬” なのではないかと考えられています。
「90歳から100歳までの300人の中でアルツハイマーだった人はたった一人だけだったんです」と誇らしげに語る村長のステファノさん。
このDNAの他にも何世代にわたって受け継がれてきたお宝が村にはあります。
それは、何事も急がないこと。
「ここじゃなんでもゆっくりなんですよ。話すのもゆっくり。すごく遅いの」と女性。
そして、高齢といえども毎日きちんと仕事をしています。
マリアさん94歳はレストランでパスタを作っています。
「何歳くらいまでお仕事されますか?」と取材班。
「100歳まで働くわよ」とマリアさん。
こんなに高齢でも元気でいられるんなら、ホルモンを一つ減らしたいもんですね。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、ロンドンで仕事を探し始めて3ヶ月になる。100通もの履歴書を送った挙句、やっと一つ仕事が見つかった。しかも・・・フランスで」
VDM (Vie de merde)より
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